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ピンキリで真ん中を選ぶのは損をすることになる

価格にピンからキリまであるとき、消費者には真ん中の価格帯を選んでしまう心理があります。松竹梅があれば、つい竹を選んでしまうのが人間の心理なのです。そして、この心理はレストランなどのメニューでも応用されているもの。ピンキリで真ん中を選ぶのは損をすることになるのです。



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ピンキリで真ん中を選ぶのは損をすることになる


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ピンキリ真ん中は損することになる

7,000円と5,000円の2種類のお肉があって、だいたい「1:1」でどちらも同じくらい売れているとします。このときに、高額商品として10,000円のお肉を並べると、真ん中の価格帯である7,000円のお肉が、5,000円のお肉の5倍も売れるようになるのです。

売り手側から考えたら、一番売りたい商品があるなら、それよりも安い価格の商品と高い価格の商品を用意すればよいというわけ。これで消費者は、まんまと真ん中の価格の商品をつい買ってしまうのです。

この心理をうまく突いているのが、レストランのワインのメニューだとか。中間の価格帯が一番利益を生むような構造になっているといいます。ピンキリの商品群の中で真ん中の価格帯を選ぶことは損することなのです。


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ピンキリだけじゃない販売戦略に注意

これと少し似ている話として、人がほめている商品はそれがヤラセとわかっていても買ってしまう心理があるとか。これは、コメディ番組に挿入される笑い声に関するアメリカの実験で証明されています。

同じコメディ番組に関して、まったく笑い声を挿入しないバージョンと、笑い声を挿入するとともに「笑い声は人工的に入れたものです」というテロップも入れたバージョンを用意。被験者に番組の評価をしてもらうと、人工的に笑い声が入ったバージョン、すなわちヤラセとわかっているバージョンのほうを高く評価してしまうのです。

また、広告にユーザーのほめ言葉があるかないかで、売り上げがまったく違ってくるとか。ほめ言葉があったほうが3倍もよく売れるのです。ピンキリの価格帯だけでなく、商品を購入するときにはいろいろな販売戦略に注意する必要があるのでした。

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