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足の怪我が多いとエコノミークラス症候群になる

長時間の旅行時とその前後に、誰もが気をつけるべきなのがエコノミークラス症候群です。エコノミークラス症候群の原因は「長時間座ったままの姿勢を続けること」と「乾燥による脱水症状」にあります。そんなエコノミークラス症候群は、足の怪我が多い人は注意が必要なのでした。



足の怪我が多いとエコノミークラス症候群になる

エコノミークラス症候群の原因とは

エコノミークラス症候群は座った姿勢を続けていることで、太ももの付け根やひざ裏が圧迫されて血流が悪くなり、足の静脈に血栓ができやすくなることが原因。目的地に着いて席を立ったとき、その血栓が血液の流れに乗って肺へ移動し、肺動脈をふさいで呼吸困難をおこすのです。

また、エアコンのきいた乾燥した環境に長時間いると軽い脱水状態に陥り、血液の粘度が増すこともエコノミークラス症候群の原因になります。ちなみに飛行機の機内は10~20%という低湿度のため、脱水症状を起こしやすい環境なのです。

これらのことからエコノミークラス症候群の原因で重要なポイントは「血栓ができるかどうか」。それだけにもともと血栓のできやすい人は注意が必要です。

足の怪我でエコノミークラス症候群

一般的には、過去にエコノミークラス症候群になったことがある人のほか、心血管系の病歴のある人や足の骨折手術を受けた人などは、リスクが高いとされています。

また、スポーツなどで足に怪我の多い人も要注意です。日ごろから足の血管が傷んでいると、血栓ができやすいからです。サッカー日本代表の高原直泰選手が海外遠征時にエコノミークラス症候群になったことはよく知られています。サッカーに限らず激しいスポーツで足に怪我の多い人は、年齢に関係なく注意が必要でしょう。

また、エコノミークラス症候群のリスクとして注目されるのが、糖尿病をはじめとした生活習慣病です。2001年にイギリス糖尿病学会が、糖尿病の人はエコノミークラス症候群になりやすいことを指摘しています。

糖尿病で血糖値が十分にコントロールされていないと血管の内壁が傷んで血流が悪化。血液粘度が増してふだんから血栓ができやすい状態になっているからです。

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