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水虫の症状の半分は金属アレルギーが原因だった

水虫の症状がなかなか治らないといって来院する人の半分は、じつは水虫ではありません。このため、水虫の症状が薬では治らないのです。まったく別の原因で水虫の症状のようなかゆみを引き起こすことがあるのでした。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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水虫の症状の半分は金属アレルギーが原因だった


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水虫の症状がなかなか治らない理由

暖かくなるとムクムクと顔を出す手足のかゆみ。もはや国民病ともいうべき水虫の症状です。水虫の症状がなかなか治らないという人も多いでしょう。じつは、なかなか治らない理由は原因が水虫ではないからです。

ある足のトラブルに悩まされていた女性がいます。でき始めはムズがゆい感じで、水虫の症状かなと思いました。ふだんはお寺の仕事をしているこの女性、素足になる機会も多いため、人に足を見られるのが恥ずかしかったといいます。

薬を使って様子を見ていましたが、水虫の症状はなかなか改善されません。それどころか、当初は指のあいだだけだった水虫の症状がかかとまで広がり、皮がガサガサになって痛みを伴うようになりました。


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水虫の症状と混同されるケースが多い

歩くのさえ苦痛になった女性は、皮膚科を訪れます。すると、医師から意外な言葉を投げかけられました。「あなたは水虫じゃない」というのです。この女性は異汗性湿疹(いかんせいしっしん)という病気でした。

じつは、ふだんから吸っていたタバコに原因があったのです。タバコにはコバルトやクロム、ニッケルなどの金属を含んでいます。体内に取り込まれたこれらの金属が汗などに出て、かゆみを引き起こしていたのです。

手の平や足の裏は汗を多くかく場所。異汗性湿疹が一番出やすい場所になります。このため、水虫の症状と混同されるケースが多いのです。人によってはわきの下やひじの内側、はたまた全身に出る場合もあります。

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