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伊勢えびが食べ放題になる「田舎暮らし」

徳島県美波町伊座利は、海から見える朝日が絶景。アジやタイなど魚が豊富に捕れる漁業が盛んな町です。ここに高級食材が捕り放題という「田舎暮らし長者」がいます。1月16日放送『あのニュースで得する人損する人』で紹介されていました。



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じつはこの町、住民100人のうちの半分が移住者。しかも、そのほとんどが子どもを連れてきており、老人ばかりだった町は一気に若返りました。この町の平均年齢は、全国で一番若い沖縄県の「40.7歳」を7歳も下回る「33歳」です。田舎暮らしを希望する人たちが殺到する町なのでした。

7年前に大阪から移住してきた佐藤さん一家が「田舎暮らし長者」。15歳の長女と11歳と7歳の長男・次男の5人家族で、3LDKの2階建て一軒家を借りています。その家賃はなんと「1万7千円」。じつはこの町、移住者のために格安で空き家を紹介してくれるのです。

さらに食卓には、見慣れぬ高級食材が並んでいます。それは「伊勢えび」。ほかにもたくさんの魚が並んでいます。しかし、その日の夕食に買った食材は、キャベツと大根だけ。買ったものといえば、ご飯と調味料くらいといいます。食卓に並ぶ伊勢えびや魚は、すべてタダなのです。

夏にはアワビもタダで手に入ります。ときには、アワビばっかりのときもあるとか。7回連続で食卓に並んだこともあったといいます。

なぜかというと、この町に住めば海の幸が捕り放題だからです。とはいえ、通常は漁協組合員になるか許可を得なければ、魚やエビなどは自由に捕れません。そもそも漁師になるのも、厳しい下積み経験が必要です。移住者がそう簡単になれるものではありません。

じつは伊座利漁協は、住んだその日から漁ができるという制度を設けています。地元の人が捕り方を教えてくれたりなど、漁の協力もしてくれるのです。

町に移住してきて7年の佐藤さんの場合は、小型船でポイントを探したら素潜りで魚を捕っています。しかも、捕った魚は漁協で売ることも可能。ちなみに、この日に捕った20kgのナマコは、およそ1万円で売れるといいます。ほかにも、タコなら1kgおよぼ1,500円、タイも1kgおよそ1,500円、アワビなら1kgおよそ8,000円で売れるといいます。伊勢えびも1kgおよそ8,000円です。

この町の場合は、捕った魚を食べても売ってもOK。たとえ漁業協同組合に入らなくても、13%の手数料を引かれるだけで魚が売れます。つまり、魚が自由に捕れて収入も得られる、超お得な田舎暮らしができるのです。

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