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紅茶の入れ方で理想的なお湯の温度は95度だった

じつは世界で一番多く飲まれている飲み物は「紅茶」です。そんな紅茶の入れ方で、これだけ守ればプロの味に変わるスゴ技があります。紅茶の入れ方で理想的なお湯の温度は95度だったのです。『あさイチ』の「イチおし 紅茶の新常識」で紹介されていました。



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紅茶の入れ方で理想的なお湯の温度は95度


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おいしい紅茶の入れ方がジャンピング

さっそく紅茶の入れ方で、家庭でおいしく飲むためのスゴ技を紹介します。まずは、やかんに水道水をたっぷりと入れて火にかけます。そして、沸騰直前に火を止めてお湯を一気に注ぎます。じつは、おいしい紅茶の入れ方で理想的なお湯の温度は95度になのです。

100度と95度のお湯をティーポットに入れて、その違いを見てみましょう。100度のお湯の場合、すぐに茶葉がポットの底に沈んでいきます。一方の95度の場合、茶葉がいったん表面に浮いて2分ほど経過すると、茶葉がポットの中を回転し始めていました。

これは「ジャンピング」と呼ばれる現象。茶葉が湯の中を動き回る過程で、ポリフェノールなどの香りや味の成分がバランスよく溶け出します。これがおいしい紅茶の入れ方です。


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紅茶の入れ方に酸素濃度が影響する

おいしい紅茶の入れ方であるジャンピング現象には、お湯の中の酸素濃度が影響します。まだ酸素が多い95度の場合は、茶葉の周りに小さな泡がびっしり付いた状態。この泡の浮力によって茶葉が表面に持ち上げられるとともに、お湯の対流によってジャンピングがおきていたのです。

しかし、100度のお湯では酸素濃度が減少。酸素がほとんどないために、浮力がなくて沈んでしまいます。なお、95度より低い温度の場合、酸素濃度が高くて茶葉が浮きやすくなりますが、今度は逆に上がりっぱなしです。いずれもおいしい紅茶の入れ方にはなりません。

それでは95度のお湯はどう見極めればよいのでしょう。それは、やかんのフタを開けて、湯の沸くときの泡がポイント。90度くらいでは小さな泡が少し浮くだけですが、95度になると突然、浮き上がる泡の数が増加するのです。そこが火を止めるのがおいしい紅茶の入れ方になります。

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