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カラスの攻撃に遭遇したら「傘」で撃退する

自動車を利用してクルミを割ったり、瓶のフタに乗っかって屋根でスキーをしてみたり…。そんな利口なカラスに襲われたとしたら、あなたはどう対処しますか? 実際にカラスに襲われた実例を見ながら、その対処方法を紹介しましょう。



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毎朝、自宅近くの神社にお参りに行くのが日課だった、とある女性。その日は賽銭箱の上にカラスが2羽、まるで狛犬のようにとまっていたのです。いやな感じがしつつも、大事な日課であるお参りをやめるわけにはいきません。そのまま賽銭箱の前に進んで願掛けをして立ち去りました。

そのとき、いきなり背後からカラスに頭部を襲われたのです。慌てて逃げ込んだお店のトイレで鏡を見ると、頭に血が出るほどの傷を負っていました。さらに数日後、神社近くの商店街を歩いていると、空から小石が落ちてくるではありませんか。周りを見ると、なんとあのカラスがいたのです。

4~6月はカラスの子育ての時期にあたります。巣立ちする7月まで、子どもを守るため、警戒心が強くなるのです。しかし、この女性の事例では近くに巣はありません。いったいなぜ襲ってきたのでしょうか?

じつはカラスは、地上で雛を育てることがあるのです。子育て期には、ヒナや幼鳥がよく巣から落ちます。カラスの親はそのヒナを、社殿の下や植え込みなどの人目につかない場所で育て上げるのです。

しかし、地上は犬や猫に襲われたりと危険がいっぱい。人間が気づかずにそこに近づけば、親ガラスにとってはヒナに迫る危険な存在というわけ。警戒心は最高潮に達します。

そんなカラスからの回避法としては、傘を常に持ち歩くことがよいでしょう。カラスは上空の後方から来るもの。傘を差すとよく見えないため、非常に効果的です。

あとは、顔がしっかり覚えられているものですから、顔を見せないことがすごく大切。カラスは嗅覚などではなく、顔で識別をしています。このため、服装を変えても絶対にわかるのです。

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