足首ストレッチで体全体の柔軟性がアップした
足首は常に柔らかく動いて、体のバランスをとっています。しかし、この足首が凝り固まるとクッションの機能が失われてしまい、全身のバランスが崩れて体が硬くなってしまうのです。そのためには、ふだんからの足首ストレッチが効果的です。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。
足首ストレッチは大回しとてこ回し
イスに座ってできる足首ストレッチのやり方を紹介しましょう。足首ストレッチは足首大回しと足首てこ回しの2つになります。
まずは足首大回しから。椅子に座ったら、片方の足をつま先立ちのようにして、指の付け根を床につけます。この体勢から、かかとで円を描くように大きく回るのです。足首を回そうとするよりも、かかとで円を描くイメージです。右回しを10回やったら左回しで10回。反対側の足も行います。
続いては足首てこ回しです。右ひざの上に左の足首をのせます。そして、左手で足の親指と小指の付け根をつかむのです。右手はかかとをつかみます。これで足首を回すというわけ。左手が下に行ったときには右手は上に行くように、つま先とかかとに逆向きの力を加えるイメージです。
足首ストレッチで柔軟性がアップ
痛くとも少しずつ動かしているあいだに、痛みが消えてくるケースもあります。ただし、あまり痛すぎるのを続けると、翌日に痛みが残る場合も…。最初は10回くらいから始めて、様子を見ながら無理せずに続けるとよいでしょう。
この足首ストレッチを体が硬いことで知られる女性タレントが、1日2回ずつを2週間継続。どれくらい体が柔らかくなるかを検証してみました。足首ストレッチを行う前の立位体前屈の数値はマイナス17.9㎝。まったく曲がっていません。
そして2週間後、計測してみた数値はマイナス0.9㎝という結果。2週間、軽く足首を回しただけで、なんと17.0㎝も改善しました。足首ストレッチによって体全体が柔軟性がアップするのです。