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牡蠣鍋を100%安全に食べられる加熱時間は8分

牡蠣を100%安全に食べるなら、中心部が85~90度の温度になってから90秒加熱すればOKです。じつはこれ、厚生労働省の提供している、牡蠣を安全に食べるための国際的な基準になります。そして、牡蠣鍋を100%安全に食べられる加熱時間は8分なのでした。牡蠣鍋レシピを見ていきます。



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牡蠣鍋を100%安全に食べられる加熱時間は8分


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牡蠣鍋に生食用を使うと縮む

牡蠣鍋を100%安全に食べるなら、牡蠣の中心がしっかり85度になるまで加熱して、その状態を90秒保つということ。これで菌やウイルスの感染能力がなくなるというわけです。

とはいえ、実際に鍋でこの加熱時間を実行すると牡蠣は鍋の中ですっかり縮んでしまいます。プリプリ感がなくなった牡蠣は、味もイマイチ。じつはこれ、牡蠣鍋に生食用を使ったときによく見られる現象です。

生食用の牡蠣は一見するとプリプリに見えますが、そのほとんどは水分。一方の加熱用の牡蠣は、うまみでいうと生食用の牡蠣の2倍、疲労回復に効果があるとされているタウリンは1.4倍、免疫力をアップするといわれる亜鉛は2.3倍にもなるのです。

牡蠣鍋を100%安全に食べられる加熱時間は8分


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牡蠣鍋に使用するのは加熱用

このため、生食用の牡蠣を鍋に入れると縮んでしまいます。一方、加熱用の牡蠣は中身が詰まっているため、あまり縮まないのでした。牡蠣鍋で濃厚なうまみを楽しみたいときは加熱用を選択するのが正解なのでした。

安心牡蠣鍋レシピを紹介しましょう。使用するのは加熱用の牡蠣。色が黄みがかかったもので、貝柱の下が盛り上がったものがおいしい牡蠣の印。選ぶポイントになります。

加熱用牡蠣200gで2~3人前が目安です。水1.2リットルに野菜などの具材を入れて火にかけます。そして、沸騰したら牡蠣を投入。加熱時間は8分です。この間は温度が下がってしまうので、ほかの具材は入れません。

ちなみに、25g以上の大ぶりの牡蠣の場合は加熱時間は9分にします。人差し指の長さより長いかどうかが、大ぶりの目安です。


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牡蠣鍋は加熱用が美味しい理由

ちなみに、生食用と加熱用の違いは、牡蠣を養殖する場所。加熱用は陸地に近い場所で、生食用は沖合で養殖されています。そして、陸地に近いほうが圧倒的に牡蠣のエサとなる植物プランクトンが豊富なのです。

これは川から海へと流れ込んでくる水に、植物プランクトンの栄養分が豊富に含まれているため。ただし、川を流れてくるものの中には、菌やウイルスが混じってしまいます。それらをエサとした牡蠣は生では安全に食べられません。

このため、陸地に近い場所で養殖された牡蠣は加熱用となるわけです。一方、沖合で養殖される生食用は菌やウイルスが含まれていないので安全ですが、栄養分があまり含まれていません。牡蠣を鍋で食べるなら加熱用が栄養豊富でおいしいのです。

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