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40代からの医療情報…現役看護師が監修

急性膵炎はアルコールの飲みすぎでも発症する

とある熟年俳優は、ある日突然襲ってきた胃の痛みを放っておいたため「アルコール性急性膵炎」に襲われました。入院して早々、撮影に行くといったら医師に「死にます。絶対に無理です」といわれたといいます。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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膵臓の働きの重要性がわかる膵炎

胃の痛みだと思ったら急性膵炎

1951年生まれの熟年俳優は、70年代に青春ドラマのスタートして大活躍。現在では舞台やドラマなどでの俳優活動に加え、ケーナ奏者としても活躍の場を広げています。そんな熟年俳優が、単なる胃の痛みだと思って放っておいたために陥った急性膵炎とは、どんなものだったのでしょう?

62歳のときに急性膵炎を発症した熟年俳優は、それまで胃が痛くなったことは一度もなかったといいます。生まれて初めて胃のあたりに胃の痛みを感じたのがすべての始まりでした。

午後4時ごろ、友人宅で行われたパーティに参加した熟年俳優。肉やサラダをつまみにお酒をずいぶんたくさん飲んだといいます。つい羽目を外してしまった熟年俳優は、足元がおぼつかなくなるほどお酒を飲んでしまいました。

アルコール性急性膵炎が病名

そんな楽しいときを過ごした数時間後、熟年俳優の身に異変がおこります。それは家に帰ってくつろいでいた午後9時ごろのこと、それまで痛くなったことのない胃に痛みを感じました。とはいえ酔っていたこともあってそのまま放置。しかし、痛みが始まってから3時間後、事態は急変したのです。

ほんの些細な痛みがわずか数時間で、動くこともできないほどの激痛へ変わっていきました。熟年俳優は家族が呼んだ救急車で病院へ。気づいたときには病院のベッドで寝ていたといいます。

そこで告げられた病名は「アルコール性急性膵炎」でした。アルコール性急性膵炎とは、急激に摂取された多量のアルコールの刺激によって、膵液の出口がふさがれてしまい、膵液が排出されず発症する病気です。


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アルコール性急性膵炎は急激に発症

病院に運ばれた熟年俳優はかなり危険な状態だったにもかかわらず、医師に「撮影があるから」といったとか。医師からは「死にます。絶対に無理です」といわれたといいます。

アルコール性急性膵炎は急激に発症し、膵臓に大きなダメージを与えるもの。ときには、そのまま死亡してしまうケースもあるのです。

ただちに痛み止めの点滴と、これ以上の膵液を出さないようにする4日間の絶飲食治療が行われました。さらにその後、1か月間にわたって入院生活を送ることとなったのです。

典型的なアルコール性急性膵炎

熟年俳優はアルコール性急性膵炎を発症する前、ふだんどれくらお酒を飲んでいたのでしょうか? じつは、お酒はあまり飲むほうではありません。1日に焼酎を2~3杯くらい飲んでいたといいます。

ただし、発症する直前のパーティでは足元がおぼつかなくなるほど大量に飲んでいました。じつはこれこそが、アルコール性急性膵炎を発症する典型的なケース。日常的にお酒を飲んでいる人が、ふだんより多く飲んだときに発症しやすいといわれています。

そして、もう1つの特徴が飲酒後に短い時間で発症するということです。日常的にお酒を飲んでいる人がふだんより多く飲んで、その後に胃のあたりに痛みを感じた場合、アルコール性急性膵炎が疑われます。

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