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デュピュイトラン拘縮は中高年の男性に多い病気

手の平にこぶのようなものができたら「デュピュイトラン拘縮(こうしゅく)」かもしれません。デュピュイトラン拘縮は手の平から指先に向かって延びる「手掌腱膜(しゅしょうけんまく)」という組織が硬く縮み、手のひらや指にこぶのようなかたまりができる病気です。



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デュピュイトラン拘縮は中高年の男性に多い病気


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デュピュイトラン拘縮は手術で治療

デュピュイトラン拘縮は自然に治ることはありませんが、症状が進行しない場合もあるのです。薬指や小指近くにできることが多く、足裏にできることもあります。痛みがないことが多いのも特徴です。

デュピュイトラン拘縮の原因はわかっていません。中高年の男性に多いですが、若い男女にも見られることもあります。日本でも増えてきていますが、もともとは欧米に多い病気です。

現在、デュピュイトラン拘縮の主な治療法は手術。皮膚を切って、硬くなった手掌腱膜を取り除くというものです。血管や神経を傷つけないように、手の皮膚をある程度切って確認します。手術後は数か月、リハビリが必要です。


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デュピュイトラン拘縮の手術の目安

なお、こぶの一部を分解する注射薬を打つのが欧米のデュピュイトラン拘縮治療の主流。国内でも近く使えるようになる見込みです。

指を伸ばしたときに1本でも曲がって完全に伸ばせなくなったら、手術を受ける目安。デュピュイトラン拘縮は症状が進むほど難しい手術になり、手術後に痛みなどが残る恐れもあります。

とはいえ、手術が必要になるまではデュピュイトラン拘縮は経過観察で大丈夫。日常生活を送る上で注意点はとくにありません。半年に1回程度、病院で症状が進行していないか確かめてください。

とはいえ、デュピュイトラン拘縮ではなく、ただのできものの可能性もあります。気になる症状があるときは、専門医に相談してください。

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