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JOYが10か月も放置された肺結核の症状とは?

タレントのJOYさんは、2003年にファッション雑誌の読者も出るとして芸能界デビュー。現在はタレントとして、その明るいキャラクターを生かしバラエティ番組などで活躍中です。そんなJOYさんはかつて、命にかかわる肺の病気を患っていました。それが「肺結核」です。11月10日放送『主治医が見つかる診療所』の「肺炎のせきの見分け方」で紹介されていました。



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JOYが10か月も放置された肺結核の症状


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肺結核の発症はJOYが25歳のとき

JOYさんが肺結核を発症したのは、いまから4年前の5月。25歳のときでした。風邪のときに出るような小さく乾いた咳が出るようになったのです。とはいえ、少し時間がたてば治まってしまう程度でした。

それが2週間たっても3週間たっても咳は止まらないという状況。そこで内科病院で診察を受けると「熱はないけどたぶん風邪」という診断でした。

しかし咳が出始めて1か月、病院からもらった風邪薬を飲んでも咳の症状は治まりません。そこでJOYさんが次に向かったのが耳鼻咽喉科。すると医師から上咽頭炎と告げられたのです。


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JOYの咳の症状は重くなるばかり

担当した医師からのどを潤すようにいわれたJOYさんは、吸入器を購入して自宅で治療したり、病院で処方されたうがい薬を使うなど、のどのケアに努めたといいます。

こうして咳が出始めて3か月、咳の症状はむしろ重くなっていました。咳のペースが早まって、頻繁に咳が出るようになっただけでなく、以前よりも重い咳に変わっています。

そして咳が出始めて8か月が経過。JOYさんの咳はさらに悪化していました。普通にしゃべれないほどです。深夜に激しい咳で目が覚めることも…。しかも、口を押さえた手に血が付いていたといいます。


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肺結核は初期症状が風邪と似ている

不安を覚えたJOYさんは違う病院へ。ところが、医師は声帯が少し傷ついている程度との診断で、また風邪薬を処方されたのです。

そして、咳が出始めてから10か月を過ぎたある日、異常な寒気と震えに襲われたJOYさん。1人では歩けないため、マネージャーに付き添われて救急病院を訪れました。そこで初めてタンを検査。そして、医師から告げられた病名が「肺結核」だったのです。

JOYさんんはなぜ10か月間も肺結核と診断されなかったのでしょうか? じつは結核患者数のおよそ7割が60歳以上の高齢者。初期症状が風邪と似ていることもあり、JOYさんのような若い患者は見逃されるケースがあるのです。

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