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背中ニキビの原因は「マラセチア菌」だった

背中ニキビや首の周辺のニキビに悩んでいる人は多いのでは? しかしそれ、ニキビではなくマラセチア菌が原因の「マラセチア毛苞炎」の可能性が大。ニキビの薬を塗っていると、かえって症状が悪化してしまいます。背中ニキビの原因と正しい治し方を見ていきましょう。7月30日『ためしてガッテン』の「美肌の大敵!治らないニキビの正体」で紹介されていました。



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背中ニキビの原因は「マラセチア菌」だった

ニキビ薬を塗ってもポツポツが増える

背中や首周りにできた偽ニキビに悩まされている主婦。たしかに、胸元にも背中にもポツポツとできものがあります。

以前から顔のにきびに悩んでいたこの主婦。出かけるときはいつもマスクをしていたといいます。定期的に皮膚科に通い、治療薬をもらっていました。

そして半年前、ポツポツは首や背中にも発生。医師からは、これもニキビだという診断。顔に使っているニキビ治療薬と同じものを、背中にも塗るよう指示されました。

ところが、ちゃんとニキビの薬を塗っていたにもかかわらず、ポツポツは治まるどころか増えていったのです。

マラセチア菌が背中ニキビの原因

ポツポツの名前はマラセチア毛苞炎

じつは、このポツポツの犯人は「マラセチア菌」でした。アクネ菌と同じで、毛穴の中で悪さをする菌。同じ皮脂をエサにして増殖するものです。

アクネ菌はニキビの治療薬を塗ると退治されます。しかしこの状況は、マラセチア菌にとってはライバルがいなくなって、逆に住みやすくなった環境。マラセチア菌が増殖して、さらに悪化してしまったのです。

このポツポツの名前は「マラセチア毛苞炎」。首や背中にできるものは、ニキビではなくマラセチア毛苞炎であることが多いのです。これは、アクネ菌は首から上に多く、マラセチア菌は首から下に多いためといわれています。


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マラセチア毛苞炎の見分け方

見分け方は「発生する数」です。ニキビの場合は、一度にできるのは「2~3個」程度。これに対してマラセチア毛苞炎は、一気に10~20個できます。

マラセチア菌もアクネ菌も「常在菌」といわれるもの。誰の皮膚にもいるものなので、移るなどの心配はする必要はありません。

マラセチア毛苞炎は、毛苞炎アクネ菌のニキビと比較すると、あまり痒み、痛みを伴わないのが特徴とされています。

マラセチア毛苞炎の治療のポイント

マラセチア菌は真菌類といって、カビや酵母の仲間です。治療には抗真菌薬とういうものを使用。抗真菌薬は病院で処方してもらえます。

マラセチア毛苞炎は治りづらい病気。治療するときのポイントは、根気強く薬を使うことが第一です。症状がよくなるとやめてしまう人が多いのですが、再発の可能性があるため、よくなっても数か月間は塗ることが大切です。

なお、マラセチア菌が頭皮で増殖すると、脂漏性脱毛症を引き起こすこともあるので要注意。症状の重い皮膚症状が出た場合は、部位を問わず皮膚科を受診するようにしましょう。


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マラセチアのトラブルを防ぐには

マラセチアによる肌トラブルを防ぐにはどうしたらよいのでしょう? マラセチアは皮脂と湿気を好むので、身体を清潔に保つことが基本です。

汗をかいたら早めにシャワーを浴びるようにしましょう。また、カロリーの摂り過ぎや偏った食事は皮脂の増加につながりかねません。

とくに、オイリー肌で皮脂分泌が多い方は要注意。マラセチア毛苞炎と思ったら、迷わず皮膚科を受診してください。ニキビと違って、より自然治癒の可能性が低い代わりに、医療機関で治療を行えば治りやすいのです。

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