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スポーツ心臓は左心室が大きくなって血流量増加

アスリートの心臓の断面は、一般人と比べて大きくなっています。これがスポーツ心臓です。心臓を覆っている心筋は心臓の筋肉。鍛えることで心臓は大きくなるのです。そんなスポーツ心臓は、左心室が大きくなることでパフォーマンスが向上します。スポーツ心臓のメカニズムを見ていきましょう。



スポーツ心臓は左心室が大きくなって血流量増加

スポーツ心臓は左心室の容積が大きい

心臓が1回拍動したときに送り出される血液の量が1回拍出量です。スポーツで持久的な運動をすると、この1回拍出量が増大します。これがスポーツ心臓です。拍出量が増えるカギを握っているのが心臓の左心室になります。

血液を全身に送り出すポンプの役目を果たしている心臓は、右心房・右心室・左心房・左心室という4つの部屋に分かれた構造。全身から戻ってきた静脈血は右心房に流れ込み、右心室から肺へ送られます。

そして、肺で酸素を取り込んだ血液は左心房に入り、左心室から全身に送り出される仕組み。このため、スポーツ心臓は左心室の容積が大きくなることで、血液が多く溜められるようになって、1回の拍出量が増えるわけです。

スポーツ心臓は筋肉の疲労も軽減する

スポーツ心臓は運動のエネルギーを作り出すために必要な酸素やさまざまな栄養素をたくさん運べるということ。また、筋肉などでエネルギーを作るときに発生した老廃物も大量に除去します。結果的に筋肉の疲労も軽減するのです。

そんなスポーツ心臓で特徴的なのが、安静時の心拍数の低下。1回の拍動で送り出される血液量が増加することで、心臓はこれまでよりも拍動しなくても済むようになるからです。

このため、スポーツ心臓になると運動を行っても、心拍数の上昇が抑えられることになります。すると、より長く運動を続けられるようになっていくのです。これがスポーツ心臓のメカニズムになります。

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