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生まれるども子の「32人に1人」は体外受精児

排卵前に取り出した卵子と精子を使う「体外受精」は、子どもができない夫婦の選択肢として世界中に広まりました。現在、日本では1年間に約27万回実施され、約32,000人が実際に生まれています。赤ちゃんの約32人に1人が体外受精で生まれた計算です。



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生まれるども子の「32人に1人」は体外受精児

受精卵を凍結して移植する体外受精

受精卵は細胞分裂を繰り返して5~6日で「胚盤胞」に育ちます。この時期に女性の子宮に戻すのです。かつては受精後2~3日で戻していましたが、体外で長く培養して移植する方が良好な胚を選ぶことができます。

精子の数が少ない場合は「顕微授精」という方法を採ります。これは細いガラス管の先端に精子1個を入れ、顕微鏡で確認しながら卵子に直接注入する手法です。この2つの技術進歩が、体外受精の普及を後押ししました。

最近の体外受精では、受精卵をいったん凍結し、患者に最適な時期に移植するのが一般的です。日本は凍結技術に優れ、体外受精児の約3分の2がこの方法で生まれています。

体外受精の増加に伴い、双子以上を妊娠する例も急増しました。多胎妊娠は母子ともにリスクがあります。そこで2008年、日本産科婦人科学会が世界に先駆けて、移植する受精卵数を原則1個にする倫理指針をまとめました。いまでは日本の多胎妊娠の割合は欧州の3分の1以下になっています。

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