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ガングリオンは原因不明でも自然に治る良性こぶ

ガングリオンとは、関節を包む関節包や腱を包む腱鞘から分泌される液体が漏れ出して、袋のように膨らんでできる良性のこぶのことです。内部はゼリー状で、大きさは1~2cmほどです。ガングリオンの原因は解明されてはいませんが、自然に治ることも多いため治療は必要ありません。



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ガングリオンは原因不明でも自然に治る良性こぶ


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ガングリオンの原因は解明されてない

ガングリオンは若い女性に多く見られます。男女比は1:3ほどです。そして、ガングリオンがもっともできやすい場所は手首。ピンポン玉ほどの大きさになることもあります。足は全体の1割程度です。

ガングリオンが発症する原因は、はっきりとは解明されていません。関節の使いすぎなどで傷ができて発症すると考えられています。頻繁に動かす手首にできやすいのはそのためです。

ガングリオンは自然に治ることも多く、痛みがなければとくに治療する必要はありません。痛いときや見た目が気になる場合は、注射針を刺して中身を吸い出します。


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ガングリオンを根元から切り取る手術

しかし、再発しやすいこともガングリオンの特徴。ガングリオンは関節包と細い管でつながっており、中身を吸い取っても分泌液が送られてこぶが再び膨れあがるからです。

その場合は、ガングリオンを管の根元から切り取る手術が必要。関節鏡という内視鏡を使えば、手術の傷あとは小さくて済みます。ただし、管を完全に取り除くのは難しいため、手術をしても再発する可能性は残るのです。

なお、ガングリオンに自分で針を刺して中身を出したり、つぶしたりすることは絶対にNG。細菌に感染する恐れがあります。皮膚科か整形外科に相談するとよいでしょう。

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