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真向法でインナーマッスルを鍛えて転倒防止!

正しい姿勢や体のバランスを保つために使われるインナーマッスルは、歳をとっても転ばない体を作るためには大切な筋肉です。そんなインナーマッスルを鍛えるなら「真向法体操」がオススメ。動きは4つだけ、たった5分でできる真向法体操のやり方を紹介します。『別冊主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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真向法で高齢者の転倒防止


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真向法体操は僧侶の動きがヒント

真向法体操とは、80年の歴史を誇る運動です。お寺で生まれた創始者・長井津さんが若くして脳卒中で倒れ、体が不自由になった際に考案したものです。仏さまに深くお辞儀をする僧侶の動きをヒントに考え出されました。運動が苦手な人でも、体力がない高齢者の人でも、簡単にできる健康体操です。

真向法体操の特徴は、ゆったりした動き。全身の筋肉と関節を引き伸ばすストレッチ効果になるだけでなく、全身のインナーマッスルトレーニングにもなるのです。

真向法体操の動きは4つだけ。すべてやっても5分で終わってしまう簡単なものです。


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真向法体操でインナーマッスル強化

まずは股関節と背中周りのインナーマッスルが鍛えられる体操です。両足裏を体の正面で合わせて座ったら、膝をなるべく床に近づけて背筋を伸ばします。足裏はピッタリとつけるのではなく、斜め45度にして合わせてください。

この姿勢から背筋を伸ばしたまま、胸を床に付けるようにゆっくりと体を前に倒します。上半身を倒すときに、声を出してゆっくり息を吐きながら行うのがポイントです。1日10回ほどで効果があります。

続いて、腰周りのインナーマッスルを強化する体操です。足を伸ばした長座の姿勢で座ったら、つま先を上げてください。この姿勢から胸を床に付けるように、上半身を前に倒すのです。下半身の関節の可動域を広げるとともに、インナーマッスルが鍛えられます。


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5分で終わる真向法体操

さらに、股関節を中心にした体操です。足を伸ばして左右に大きく開きます。この姿勢からできるだけ足を広げて姿勢を正したまま、上半身をゆっくり前に倒していくのです。股関節の可動域を広げ、股関節周りのインナーマッスルを鍛えられます。

最後は、膝と腰を中心にした体操です。膝を曲げた状態で仰向けに寝ます。痛みがある人は片方ずつでもOKです。この状態で10秒、できる範囲で体を伸ばします。

真向法体操は見ためはたった4つだけの運動に見えますが、全身のインナーマッスルが鍛えられます。ぜんぶやっても5分で終わる体操です。毎日行うことで関節の可動域が広げて、インナーマッスルを鍛えましょう。

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