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膵臓がんの症状が血糖値の上昇として現れる理由

がんのなかでも、専門家が口を揃えても危険というのが「膵臓がん」です。がんによる死亡者数は、いまや膵臓がんは肝臓がんを抜いて第4位になっています。そんな膵臓がんの症状は、じつは血糖値の上昇として現れるのです。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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膵臓がんの症状が血糖値の上昇として現れる理由

膵臓がんの症状の早期発見の秘密

福岡県在住の高松康子さん(89歳)は、11年前の2004年に突如、膵臓がんの宣告を受けました。ところが、高松さんはある症状に気づいて膵臓がんを早期発見。見事に克服することができたのです。

私たちが食事をすると、血糖値は上がるもの。ただし、血液中の糖の増えすぎは血管を傷つけることにつながります。そこで、膵臓のβ細胞はインスリンを分泌。インスリンはβ細胞から分泌される血糖値をコントロールするホルモンです。インスリンの分泌によって血糖値は下降します。

ここに登場するのが初期の膵臓がん。がんは自分が成長するために、酸素を大量に消費します。すると、膵臓のβ細胞は低酸素状態になってしまうのです。

こうなると、通常の食事で血糖値が上がっていても、β細胞はインスリンの分泌ができません。血糖値が急上昇して、糖尿病状態になってしまいます。ここに膵臓がんの症状の早期発見の秘密があるのです。

膵臓がんの症状は痛みが出ない

高松さんはもともと糖尿病の治療を受けていました。このため、ヘモグロビンA1cという血糖状態の推移を見守っていたのです。そして、短期間に数値がぐんぐん上昇していることを発見しました。

膵臓がんの症状で痛みが出ないのは、膵臓のインスリン分泌が弱まって血糖値が上昇することで、神経が砂糖漬けの状態になっているため。高血糖状態が続くと神経が傷つくため、痛みを感じにくくなるケースがあるのです。

このタイミングで膵臓がんの症状が発見できれば、膵臓がんは切除可能。だからこそ、高松さんはいまも元気に生活しているわけです。2013年のアメリカの研究では、膵臓がんと診断された85%の人が、数年前に血糖値が急上昇する症状が出ていることが明らかになっています。

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