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小麦アレルギーが治った経口免疫療法の危険性

小麦や卵など食物アレルギーに悩む子どもたちが急増中です。文部科学省の調査によると、食物アレルギーのある小中高生は全国でおよそ45万人。この10年で12万人も増加している深刻な事態です。そして、いま注目されている治療法が「経口免疫療法」。危険と隣り合わせの治療法でもあります。



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小麦アレルギーが治った経口免疫療法の危険性

小麦アレルギーは惣菜コーナーも危険

経口免疫療法は、アレルギーの原因となる食べ物をあえて食べ続けることで、体に耐える力をつけて症状をやわらげていく治療法です。経口免疫療法はあくまでも重症度の高い人にあえて挑戦してもらうものといいます。

その結果、かなりの割合でアレルギー症状が出現。薬を飲んだり、場合によっては注射をしたりすることに…。これらを乗り越えていく子どもの気持ちの強さがとても必要になります。

とはいえ、小麦や卵、牛乳などのアレルギーを抱えていると、食べられるものはかなり制限されます。食事を作るにも原材料は必ず確認するほか、気をつけなければならないことがいろいろあるのです。

たとえば、惣菜コーナーの大好物という焼き鳥では、それを取るトングにも気を使います。それは焼き鳥コーナー横にある揚げ物です。揚げ物は小麦や卵を使っているため、それを取ったトングを使って焼き鳥を取るだけで、アレルギーをおこすかもしれません。

小麦アレルギーを経口免疫療法で治療

実際に、愛知県大府市にある「あいち小児保健医療総合センター」で、経口免疫療法の治療を受ける子どもの様子を見てみましょう。

小麦アレルギーを治療中の7歳の女の子は、うどん0.1gから始めます。飲み込めるようにゼリーと一緒に食べさせます。4日目には2.8gを食べた1時間後、じんましんが足に出ました。こうしてアレルギー反応と戦いながら、少しずつ量を食べられる量を増やしています。

5日目に6.3gのうどんを食べた2時間後、全身が赤くなってきました。そして酸素マスクが準備される事態に…。これはアレルギー反応で血液中の酸素量が低下、呼吸困難に陥る危険があるからです。

幸い大事には至りませんでしたが、危険と隣り合わせの経口免疫療法。しかし、うどんは量を増やして食べ続けなければなりません。

8日目のうどんは9g、そして10日目には一度に40gのうどんを食べても大丈夫になって無事に退院しました。ただし、これで完治したわけではありません。通院をしながら、家でも毎日うどんを食べ続けなければ、せっかく付けた耐える力がまたゼロに戻ってしまいます。

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