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減塩レシピは「減塩水」を調味料に使うのがミソ

高血圧の食事といえば減塩レシピが基本。しかし減塩レシピはどうしても物足りなさを感じてしまうもの。なかなか継続しないのが実状です。そこで、最新の減塩レシピ「減塩水クッキング」を紹介しましょう。『駆け込みドクター』の「脱・高血圧のススメ」で紹介されていました。



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減塩レシピは「減塩水」を調味料に使うのがミソ


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減塩レシピが知らず知らずにできる

減塩レシピの決定版「減塩水クッキング」の生みの親は料理家の小田真規子先生です。そして「減塩水」とは、塩を水で溶かしたもの。これを調味料に使う減塩レシピです。

実際に減塩水をなめてみると海水以上のしょっぱさ。しかし、醤油と比べると塩分が少ないレベル。これが減塩水レシピのミソなのです。

まずは濃いタイプと薄いタイプの2種類の減塩水を作ります。濃いタイプは下味用で、薄いタイプは仕上げ用。使い分けるのが減塩レシピのポイントです。

濃い減塩水は「小さじ2杯の塩を100mlの水」で溶かします。そして、薄い減塩水は「小さじ1杯の塩を300mlの水」で溶かしたものです。この2つの減塩水を上手に使い分けると、知らず知らずのうちにができるのです。


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減塩レシピには食感も大事な要素

さっそく減塩レシピのカツ丼を作ってみましょう。まず豚肩ロースのお肉は50回以上、叩きます。下味をしっかり付けるのも減塩レシピのポイント。叩くことによって表面積が広がるので、からめる減塩水が中まで入ってしみ込むのです。

しかもスジが切れてお肉自体がやわらかく感じることもポイント。固いと噛む回数が多くなってしまい、そのあいだに調味料がなくなって味気なさを感じてしまいます。じつは減塩レシピには食感も大事な要素なのでした。

叩いたお肉に小さじ1杯の濃い減塩水を加えます。顆粒状の塩だと部分的にかたまってしまったり、表裏均等につけられなかったりするもの。減塩水なら全体に均等にからめることができるのです。


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減塩レシピとは思えない仕上がり

減塩レシピのトンカツはこれ以降は通常の工程になります。お肉をたまごに絡めてパン粉をまぶし、油で揚げて衣サクサクのトンカツの完成です。

続いては、卵でとじる工程。卵に加えるのは薄い減塩水を小さじ3杯。たまねぎ1/4個と水1/2カップに、香りづけの小さじ1杯の醤油とみりんで味を調えたら、主役のトンカツを投入します。

最後に減塩水入りとき卵を入れれば、減塩レシピのカツ丼の完成です。普通に作れば塩分量6gのところ、減塩レシピで1.7g。塩分を4.3g、ほぼ70%カットできました。実際に食べてみると、いつも食べているカツ丼がしょっぱいと感じるほど。減塩レシピとは思えない仕上がりになりました。

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