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更年期/介護/相続…40代からの新常識

リスク高めに見積もった割高な保険料に注意

東京海上日動あんしん生命保険の「メディカルKit R」は、70歳までに入院・手術給付金を受け取らなければ、支払った保険料が全額戻る保険。給付金を受け取っても、保険料との差額は戻ります。給付金が保険料を超えていれば、その分は保険会社が負担するのです。



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保険会社はどうやってもうけているのでしょうか。月3,000円強の保険料は国債で運用され、その利息を保険会社が得る仕組み。契約者は自分で運用すれば得ることができた利息を保険会社に提供している形です。

こうした利益は「利差益」と呼ばれ、保険会社の主な収益源のひとつ。じつは、通常の掛け捨て型の医療保険は保険料を返還しないうえに、利差益も収益源となるもの。会社のもうけは「メディカルKit R」より多いのです。

保険会社にはもっと大きな収益源があります。病気になったり死亡したりする人が、想定より少なかったことで発生する「危険差益」です。保険料を設定する際は未知の病気の流行などで将来、リスクが増えることも織り込むため、結果的に高めになっているもの。大手生保の場合、営業利益に占める危険差益の割合は7~8割にも達します。契約者から見ると、保険料の設定が保守的すぎるともいえるでしょう。

その傾向は自動車保険でも同様です。最新の電気自動車を買ったドライバーが、高い保険料に不満を募らせているといいます。

日本で流通する大半の車種別の標準保険料が書かれているのが「車両標準価格表」、通称「車価表」です。たとえば日産の電気自動車「リーフ」の車両保険の料率は「6レベル」で、小型車「ティーダ」は「4レベル」です。レベルが1段階上がると、保険料は1.2倍程度上がるとされます。リーフはティーダと同程度の大きさなのに…と戸惑いを隠せません。

なぜリーフの保険料は高いのでしょうか。標準料率を設定する損保の業界団体は「電気自動車のような事故データの乏しい新型車の保険料は保守的に設定せざるをえない」との回答でした。しかし、電気自動車は使用される部品数が少なく、大半の事故では修理代がガソリン車より膨らむことはないはずなのです。

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