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レビー小体型認知症の症状「幻視」のメカニズム

アルツハイマーと間違われてきた「レビー小体型認知症」は、じつは日本の医師が発見したものです。レビー小体型認知症が発見された経緯と、特徴的な症状である幻視のメカニズムを解説します。『ためしてガッテン』の「新型認知症の見分け方」で紹介されていました。



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レビー小体型認知症の症状「幻視」

レビー小体型認知症の発見は35年前

レビー小体型認知症が発見されたのは、いまから35年ほど前。横浜私立大学の名誉教授・小坂憲司さんが発見したものです。20代のころから認知症の治療をしながら、その脳に何がおきているかを研究し続けてきました。

認知症といえば、当時もいまも「アルツハイマー型」が大多数。アルツハイマー型の特徴は、脳の中の記憶を司る海馬が縮んでしまうことにあります。このために、記憶が徐々に失われてしまうのです。

しかし、認知症患者の診察を重ねていくうちに、小坂さんはまったく違うタイプの患者の症状を発見。それが「物忘れが進んでいかない」「歩行がうまく行かない」「見えないものが見える」といった症状です。

レビー小体型認知症の特徴的な症状

そこで、患者の脳を詳しく調べてみたところ、アルツハイマー型では縮んでしまっていた海馬がほとんど小さくなっていませんでした。さらに詳しく調べていくと、脳の中に「レビー小体」があることを発見たのです。

レビー小体は不要なたんぱく質の塊で、いわばゴミのようなもの。パーキンソン病の原因物質として発見されていたものでした。小坂さんは、これがレビー小体型認知症も引き起こしていることを発見したのです。

レビー小体は大脳全体に分布しますが、とくに後頭部と側頭部に多くたまります。後頭部は知覚情報を捉える場所、側頭部はその視覚情報に意味づけを行う場所。視覚情報とその意味づけに異常が発生するため、レビー小体型認知症の特徴的な症状である幻視がおきるのでした。

■『ためしてガッテン』
【新型認知症の見分け方】

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