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揉んでも治らない肩こりは筋膜性疼痛症候群かも

揉んでもほぐれない厄介な肩こりは筋膜性疼痛症候群かもしれません。筋膜性疼痛症候群の治療法をいち早く取り入れているのは東京目黒区にある自由が丘クリニック。ここに医学界でも注目されている、いま話題の肩こり専門外来があります。『スゴ腕の専門外来スペシャル』で紹介されていました。



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揉んでも治らない肩こりは筋膜性疼痛症候群かも


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実際の筋膜性疼痛症候群の治療

担当するのは自由が丘クリニックの麻酔科医である上原清先生。上原先生曰く、いままで筋肉ばかり注目して治療することが多かった一方、肩こりにはもう1つ重要な部位があるといいます。それが筋膜です。

さっそく、実際の筋膜性疼痛症候群の治療を見ていきましょう。患者は20年前から肩こりに悩んでいるという37歳の女性。左右に開いた両腕が上がるのは斜め45度まで。ひじとひじを付けた状態ではほとんど上がりません。

診察の結果、肩こりの原因となっている部位は筋膜と判明。筋膜とは筋肉の線維を束ねている薄い膜のこと。鶏肉でいえば、皮をはがすと見える透明な膜になります。この筋膜が原因でおこるのが筋膜性疼痛症候群です。


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筋膜性疼痛症候群は点滴を注射

筋膜性疼痛症候群は、筋膜自体に痛みの元となる原因が多く存在する状態のこと。筋膜の動きが悪くなって筋膜同士が折り重なって付着してしまうと、その癒着した部分に痛みが発生。筋肉自体の動きも悪くなて、肩こりが悪化するのです。

そして、筋膜性疼痛症候群を治療するのが「エコーガイド下筋膜リリース注射」。高性能なエコー診断装置を痛む部分に当て、筋膜が癒着しているところに体液に近い成分の点滴液を注射するのです。

点滴液を注入することで、折り重なっていた筋膜がはがれて滑りが改善。痛みがよくなるわけです。治療はわずか1分で終了。治療を終えた女性は、肩が軽くなったと驚きの表情。上がらなかった腕が真上まで上げられるようになったのです。

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