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お尻が痒いときの温水洗浄は10秒以内にすべし

お尻が痒いといって、温水洗浄を長時間行うのはNGです。「肛門掻痒症(そうようしょう)」が悪化してしまう可能性があります。お尻が痒いときの温水洗浄は10秒以内が目安です。実際の症例を見ながら詳しく解説していきます。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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お尻が痒いときの温水洗浄は10秒以内にすべし


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お尻が痒いから行っていた洗浄で悪化

千葉県に住む男性は16年前から温水洗浄便座を使用しています。長年、痔を患っていたこともあって、肛門を清潔に保とうと念入りに温水洗浄していました。新聞を読みながら、3~4分当てていることもあったといいます。

そんな男性に異常が発生したのは5年前。これまで味わったことのないほどお尻が痒い症状が出たのです。やがて夜も眠れないほどに。お尻が痒いときは温水洗浄を長時間、使うようになりました。

お尻の痒みに耐えきれなくなった男性は肛門科を受診。すると、温水洗浄便座の使い方が、今回の痒みをさらに悪化させていると指摘されました。なんと、お尻が痒いからと行っていた洗浄が、逆に症状を悪化させていたのです。


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お尻が痒いときは洗浄は10秒以内

肛門掻痒症はさまざまな原因によって肛門が痒くなる病態の総称になります。そして、お尻が痒いからと温水洗浄を長時間当ててしまうと、壊れた皮膚に余分な水分が入って肛門掻痒症が悪化。なかなか治らなくなってしまうのです。

ただし、肛門掻痒症は温水洗浄だから発症するわけではありません。肛門掻痒症でお尻が痒い原因は、じつはたくさんあります。下痢や頻便、汗をかいた蒸れ、さらに痔ができると、それによって痒みが出てしまうのです。

水圧も水温も刺激が強いほうが、肛門の皮膚に対してはよくありません。お尻が痒いと感じるときは、温水洗浄は10秒以内を目安にするのが正解です。ただし、お尻に痒みがない人は多少長く使っても害はありません。

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