ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

肝臓の位置がわからないから肝臓がんが増加する

さまざまながんの中でも、とくに注意が必要なのが肝臓がんです。とはいえ肝臓の位置を聞かれて、答えられる人は少ないでしょう。肝臓の位置にはじまる認識不足こそが、肝臓がんを増加させている1つの原因でもあるのです。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



スポンサーリンク
肝臓の位置がわからないから肝臓がんが増加する


スポンサーリンク

肝臓の位置はお腹の右上あたり

肺がん・胃がん・大腸がんに続いて、4番目に死亡者数の多いがんが肝臓がん。その大きな原因の1つが、肝臓が意外と知られていない臓器だということです。肝臓の位置を聞かれて、正確に答えられる人は少ないでしょう。

ちなみに、肝臓の位置の正解はお腹の右上あたりになります。肝臓の位置を詳しく説明するなら、ちょうど胃の右隣。横隔膜の下あたりにあるため、肋骨の下に収まっています。

肝臓の位置同様にあまり知られていませんが、臓器の中でもっとも大きいのが肝臓です。その重さはじつに、体重のおよそ2%に上ります。体重50kgであれば1kgにもなるということ。女性よりも男性のほうが大きい傾向があります。

肝臓の位置はお腹の右上あたり


スポンサーリンク

肝臓の位置だけでなく役割も認識

そして、肝臓の仕事量は膨大です。栄養素を分解してエネルギーに作り変えると同時に、体内に取り込まれた有害物質を解毒しています。肝臓は一大化学工場にたとえられます。

なかでも、アルコールの分解は肝臓の大切な仕事の1つ。しかし、お酒を飲みすぎると肝臓は限界を超え、肝細胞が炎症をおこす肝炎となってしまいます。

しかし働き者の肝臓は、どんなに辛くても痛みを訴えない沈黙の臓器。そのため知らず知らずのうちに肝炎が悪化し、気がつけば肝硬変や肝臓がんに進行します。肝臓の位置だけでなく役割の重要性も認識して、肝臓をいたわるようにしましょう。

■「肝臓」おすすめ記事
石川ひとみを襲ったB型肝炎は母子感染が原因
C型肝炎の治療は薬だけで8割以上が排除できる
B型肝炎の症状がなくても肝臓がんは発症する

■「がん」おすすめ記事
大丈夫?「片側だけの鼻水」はがんの兆候!?
鳥越俊太郎「直腸がん」を見つけたきっかけ
泉アキ「乳がん」見つかったのは偶然だった
お酒で顔がすぐ赤くなる人は「がん」になる
血便の原因が大腸がんか痔かを判別する方法
足の裏のほくろがメラノーマ…実際の症状は?
死亡率が高い「メラノーマ」4つの症状とは?

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事



目次