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ニキビが治らないのはそれが扁平疣贅だからかも

ニキビが治らないのは、それが扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)というイボだからかもしれません。治らないニキビは治療法を間違えると大増殖します。治らないニキビと扁平疣贅の見分け方や治療法を見ていきます。『ためしてガッテン』の「治らないニキビの正体」で紹介されていました。



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ニキビが治らないのはそれが扁平疣贅だからかも


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ニキビが治らないと間違った治療

ニキビが治らないと間違った治療をしたために、扁平疣贅を大増殖させてしまった症例を見てみましょう。東京都に住む主婦がいつもと違ったニキビは発見したのは8年前のことでした。

さっそく保湿クリームを塗ってお肌の乾燥を防ぐことに…。しかし翌日にはニキビが増えていたのです。知人からアロエの果肉を勧められて試してみると、今度は頬全体にニキビが広がっていきます。結局、この主婦はニキビが治らない状態に4年間も苦しみ続けたのです。

治らないニキビの正体はイボ。正式名称は「扁平疣贅」といいます。原因はHPV(ヒト・パピローマウイルス)です。横に広がっていく傾向から扁平、疣贅はイボという意味です。


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治らないニキビの扁平疣贅の見分け方

治らないニキビの扁平疣贅とニキビは症状で見分けられます。ニキビは毛穴が詰まっておこるもの。最初は白い色をしており、そのあとに炎症がおこって赤くなります。

一方の扁平疣贅は、傷からウイルスが感染しておこるもの。患部は肌に近い色になります。ただし、1年以上放置してしまうとメラニン色素が沈着して、イボが治ってもシミだけ残ってしまう場合もあるので要注意です。

両者は形でも見分けられます。ニキビは毛穴が詰まって炎症をおこすので丸いのが特徴。しかし、扁平疣贅は感染してくので、だ円だったり線状だったりといろいろな形をとるのです。そして、治らないニキビの扁平疣贅は痛くもかゆくもありません。


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ニキビが治らないならタオルは避ける

一般的に扁平疣贅の治療に使われるのは「液体窒素療法」です。マイナス196度で凍らせると細胞は膨張し、それを溶かすと収縮します。この繰り返しで細胞を破壊して、イボをなくしていくという梨重宝です。

扁平疣贅の液体窒素療法は1回で治る人もいれば、完治に数か月かかる人もいます。治らないニキビというだけあって、長期間の治療が必要であることは覚悟しなければなりません。

扁平疣贅の予防は、しっかり手を洗うことが基本。HPVが手から感染するからです。家族のニキビが治らないなら、肌を触れ合ったりタオルを共有したりするのを避けましょう。

電車のつり革を触っても扁平疣贅は感染することがあります。治らないニキビの予防には、外出したら手をきれいに洗うことを心がけることが大切です。

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