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がんの治療法を選ぶための「標準治療」とは

家族や自分が「がん」と診断されたとき、どのように治療法を選べばよいのかは難しい選択です。あふれる情報のなか、その羅針盤となるのが「標準治療」。多くの専門医が最善と考える治療法です。



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cancerchannel

ある68歳の男性の妻は、別の病気の検査がきっかけで卵巣にこぶし大の腫瘍を発見。卵巣がんと告知されたのです。「2種類の抗がん剤で腫瘍を小さくして、手術で切除しましょう。標準治療です」と説明を受けました。

「手術しなくてもがんは治る」「がんは食事で治る」…健康なときからそんな本を熱心に読んでいた妻は、手術や抗がん剤以外で治すことを希望。免疫療法など代替療法の本を10冊以上読んだだけでなく、インターネットでも検索。しかし、情報が多すぎて何が正しいかわかりません。

一方で、セカンドオピニオンを受けた病院では同じ治療を勧められました。漢方医からは「漢方だけでは治らない」とも。病院に配属されたがん経験のある相談員からも「ほかの治療はまだ根拠がありません」と助言。1ヶ月後に「標準治療」の抗がん剤と手術を受けることに決めました。

腫瘍も少し小さくなったので半年後に手術。しかし、組織の検査で悪性度の高いがんだとわかり、余命半年といわれたのです。発見から約1年後に亡くなりました。

妻が亡くなったあと、がん治療の正しい情報提供などを提供する「キャンサーチャンネル」の講座に通って学習。そこで初めて知ったのは、臨床試験を経て効果が科学的に証明されているのは「標準治療」だけということでした。妻の治療の選択は、間違っていなかったと確信しています。

■キャンサーチャンネル

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