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料理や買い物に変化は「認知症」の初期症状

「認知症」は脳の病気で、高齢になるほど発症しやすくなります。国内患者は300万人以上。認知症になる可能性が高い軽度認知障害の高齢者を合わせると800万人を超すとの推計もあります。この認知症の初期症状として見逃してならないのは、料理や買い物に変化です。



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料理や買い物に変化は「認知症」の初期症状


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認知症は行動自体を忘れるのが特徴

代表的なのは「アルツハイマー病」。脳の神経細胞が死んで脳が萎縮しておこるものです。それ以外にも、脳の血管が破れたり詰まったりして認知症になる場合などもあります。

認知症のおもな症状は、記憶や理解力、判断力などが低下したり、時刻やいまいる場所など基本的な状況がわからなくなったりします。認知症になったことが原因で、うつ状態や徘徊、妄想などの症状も出てくることも…。

年齢とともに誰でも人の名前が思い浮かばなくなるものですが、認知症では食事や買い物など自分がした行動自体を忘れるのが特徴。進行すると物忘れをしているという自覚もなくなります。


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認知症の変化が出やすい料理と買い物

見た目にも変化が出現。外見に無関心になり、女性は化粧をしなくなります。風呂に入る回数も減ったりします。昔はおしゃれだったのに、冬に夏服を重ね着したり、古くなった服を着続けたりすることも…。

家事も苦手になってきます。とくに変化が出やすいのが、料理や買い物。段取りが悪くなり、冷蔵庫の中が賞味期限切れの食品ばかりに…。得意だったメニューも作らなくなり、総菜を買って済ますことが増えます。また、日ごろ服用していた薬の管理が、いい加減になってきます。

これらの例に多くあてはまるときは、認知症の疑いが強いでしょう。深刻な事態がおきていないか気をつけるべきです。高価な物を買っていたり、変な契約をしていたりしないか…など。悪徳商法などにつけこまれてしまう例もあるからです。ただし、初期の認知症の場合は発症しているかの判断は、医師でも難しいという面もあります。

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