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熱が出たら厚着をして温かく…は大間違い!

厚着をして部屋を温かく保って汗をかいて寝る…風邪をひいて「熱」が出たら、そんな方法を実践する人が多いのではないでしょうか。しかしこれ、やってはいけない方法です。部屋と体を温める方法は、寝ている間に脱水症状になる危険性があります。寒気が強い場合は、少しだけ温かくして寝るのがよいでしょう。



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「氷枕」や「冷却シート」で頭を冷やしている人もいます。じつはこれ、頭痛を軽減する効果はありますが、熱を下げる効果はありません。熱を下げるには、冷たいタオルなどで首の周囲や脇の下、足の付け根など、太い血管が走っている部分を冷やすのが効果的です。

熱が上がるときは脳がこの温度まで上がると決めています。ウイルスに感染すると脳は「これから体温を上げて戦うぞ」と指令を出して、何度まで上げるかを決めているのです。このため、冷やそうとしても体温を下げるのはなかなか難しいものなのです。

ある程度上がったら発汗したら、今度は温度を下げようとします。これを繰り返しながら、効果的にウイルスの感染から体を守っていくのが免疫のシステムなのです。

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