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脳動脈瘤の患者を見事に救った上山博康の手術

年間にてがける手術は6百件、これまでに2万5千人以上の患者を救ってきたのが脳外科医・上山博康先生。脳動脈瘤に動脈硬化を併発した患者を見事に手術成功に導いた一部始終を見ていきましょう。『主治医が見つかる診療所』の「老化防止スペシャル」で紹介されていました。



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脳動脈瘤の患者を見事に救った上山博康

脳動脈瘤と動脈硬化を併発していた

宮城県に住む63歳の女性は2012年12月、頭痛がきっかけで受けた検査で脳の病気が見つかりました。「脳動脈瘤」です。

脳動脈瘤とは、脳の血管にできるコブのこと。脳の血管画像を見ると、左目の奥にある血管に大きく膨らんでいます。ひとたび破裂すればくも膜下出血を引き起こし、最悪の場合は死に至る恐ろしい病です。

女性の脳動脈瘤の大きさは8ミリで、でこぼこした形状は破裂寸前の状態。これだけ大きいと手術が難しくなるのに加え、今回の最大の問題点は女性が「動脈硬化」を併発していることです。動脈硬化が進んでいると、非常に破裂のリスクが高いのです。

脳動脈瘤の周辺が動脈硬化で変色

さらに問題は、脳動脈瘤の近くに目を動かす神経である「動眼神経」があること。この動眼神経は非常に弱い神経であるため、クリップをかけたり動かしたりすると一時的に麻痺が出る可能性があるのです。

ほかの病院では治療困難といわれた女性の手術を行うのは、もちろん脳外科医・上山博康先生。さっそく側頭部を開頭して脳を分け入って脳動脈瘤に向かいます。

脳動脈瘤が姿を現すともに、その周辺が黄色く変色してることを確認します。これが動脈硬化をおこしている部位。血管が固くなっているためクリップをかけることができません。


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脳動脈瘤の手術は4時間で終了

ここで助手の医師に首の頚動脈を押さえるように上山先生が指示。こうすることで脳動脈瘤へ流れる血液の量を減らして、膨らみを抑えてクリップをかける隙間を作るというわけです。こうしてできたスペースでクリップを設置しました。

しかし、脳動脈瘤はまだ膨らんだまま。周りが固くなりすぎているため、1つめのクリップだけでは血流が止まりません。2本目のクリップが準備され、1本目のクリップの隣に設置。さらに3本目のクリップで血流を遮断しました。

こうして脳動脈瘤の手術は4時間で終了しました。女性は大きな後遺症もなく、手術から3週間後に無事に退院しています。

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