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日本の糖尿病治療が後手に回っている原因とは

日本で糖尿病患者が急増した原因は、そもそも糖尿病体質であった日本人に、欧米型の治療法が適用されてしまったため。インスリン分泌低下が原因であることが多い日本人の糖尿病に対して、インスリン抵抗性を重視した治療が適用されてしまったのです。詳しく見ていきましょう。



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日本の糖尿病治療の原因

糖尿病の原因は日本人と欧米人で違う

糖尿病には1型と2型があります。1型の原因はおもに免疫の異常やウイルス感染で、インスリンがほとんど分泌されなくなるもの。2型糖尿病は食べ過ぎや運動不足などの生活習慣が原因です。日本人の糖尿病は圧倒的に2型が多く、糖尿病全体の95%を占めています。

2型糖尿病の原因はさらに、インスリンの分泌量が不足する「インスリン分泌低下」と、インスリンの働きが低下する「インスリン抵抗性」に分類可能。その内訳は分泌低下が6割、抵抗性が4割といわれています。

日本人にはインスリン分泌低下が多く、欧米人にはインスリン抵抗性が多いとか。インスリンの分泌能力は、欧米人の2分の1程度にすぎないといわれています。

日本人に糖尿病が急増している原因

欧米人はもともと狩猟民族で、肉食が中心です。そして昔は、肉を安定的に確保するのが非常に困難でした。肉が手に入ったときは大量に食べて、体にエネルギーを蓄える必要があったのです。そこで、インスリンを多量に分泌できるように膵臓が進化してきたと考えられます。

一方、農耕民族で食料が安定的に確保できた日本人は、一度に大量に食べる必要はありません。このため、インスリンは少量でも十分でした。それに適応して、日本人の膵臓も進化してきたのです。

しかし終戦後、日本人の食生活は欧米型に急速に変化。食生活の変化に膵臓が対応できずに、働きが衰えてしまったのです。これが日本人に糖尿病が急増している原因です。

そして日本の糖尿病治療は、その原因に欧米人に多いインスリン抵抗性ばかりを重視。インスリン分泌低下を見落としがちでした。このため、糖尿病を克服しにくい病気となってしまったのです。

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