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40代からの医療情報…現役看護師が監修

MRI検査に対応したペースメーカーも登場

新しいタイプの「物忘れ」を発症させる「危険な脈とび」は、心臓が一時的に停止してしまうもの。正式には「徐脈性不整脈」という病気です。いったいどのような治療が行われるのでしょうか?



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じつはこの病気、リハビリでも治りません。また、薬で治るようなものでもありません。「ペースメーカー」によって治療するのです。

手術自体は、局所麻酔で1~2時間程度で終わります。ペースメーカーを入れた直後はあまり動いてはいけませんが、1年もすればたいていの運動は可能。運動量に合わせて脈拍を調整するペースメーカーもあります。

ペースメーカーを入れる場所は、左の胸の上のあたり。右胸に入れることもあれば、場合によっては脇の下の場合もあります。5~10年に1回、電池を取り替えることになります。

携帯電話や電化製品の影響が気になるところですが、実際は携帯電話が15cm以上離れていれば大丈夫。携帯電話がペースメーカーにくっついても、すぐに離せばまず問題はありません。電子レンジなどは、普通に使う分には影響ナシです。

MRI検査などではペースメーカーを付けている人に申し出るようにいうことがあります。これはMRIは金属があると測定できないのと、場合によってはペースメーカーに誤作動を与える可能性があるためです。最近では、MRI検査に対応したペースメーカーも登場しています。

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