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緊張型頭痛に隠された長引く頭痛の本当の原因

緊張型頭痛とあきらめていた激痛が、じつは別の原因だったということもよくあります。実際の症例を見ながら、緊張型頭痛に隠された長引く頭痛の本当の原因を見ていきましょう。9月2日放送『みんなの家庭の医学』の「頭痛の本当の原因SP」で紹介されていました。



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長引く頭痛の本当の原因をチェックする方法

10年前に緊張型頭痛と診断された

65歳の女性が抱えていた頭痛は、後頭部を棒でつつかれたような痛みです。ひどいときは1時間に1回は激痛が襲ってきたとか。一生、この痛みに耐えていくしかないと思ってたといいます。

そもそも頭痛の始まりは10年前の55歳のとき。ときどき肩こりとともに頭痛がおきるので、病院を訪れたところ緊張型頭痛と診断されました。緊張型頭痛とは、肩や首のコリとともに頭全体が締め付けられるように痛む頭痛です。

しかし、いまから5年前に新たな症状が女性を襲うのです。緊張型頭痛の付き合いにも慣れたこのころ、肩や首のストレッチでこりをほぐしていました。痛みがおきても処方された鎮痛剤でやり過ごすようにしていたといいます。

突然、左目の奥にそれまで感じたことのないような激しい痛みが…。まるで鋭い刃物で目の奥を何度も刺されているような痛みでした。痛む左目からは涙があふれ出し、目を開けていることすらできません。

5年前に群発頭痛を併発という診断

すがる思いで鎮痛剤を飲んでじっと痛みに耐えていると、20分ほどで激しい痛みはウソのように治まりました。しかしこの日以来、週に一度、さらには二度、三度と、徐々に回数を増して襲ってくるようになったのです。

さすがに緊張型頭痛とは違うと思い、頭痛専門医を受診して精密検査を行いました。そして、下された診断は「緊張型頭痛と群発頭痛の両方かもしれない」というものです。

こうして群発頭痛の治療を開始しましたが、痛みが襲ってくるのは相変わらず。発作的な激痛に変化はありません。新たに処方された強い鎮痛剤を飲んでみても、さほどの効果は感じられませんでした。

こんな痛みと付き合っていくのかと絶望的な思いのなか、症状は悪化の一途をたどります。痛みの頻度は週に数回から毎日となり、しまいには1時間おきに…。1日に何度も激痛に襲われるようになっていったのです。


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緊張型頭痛を治して原因を究明

そんなどん底にあった2014年1月、友人からの1本の電話が女性の運命を変えてくれることになります。頭痛専門のすごくいい先生を見つけたというのです。

さっそく診断が始まります。問診ののちに耳の裏にある圧痛点を押していきます。その痛むポイントから、ベースが緊張型頭痛であることは間違いありません。治療は緊張型頭痛を治していきながら、隠れている頭痛をあぶり出していくことにします。

そこで手渡されたのが、頭痛治療の秘密兵器「頭痛ダイアリー」です。午前・午後・夜に分けて頭痛の症状や服用した薬を記入していきます。こうして痛み止めの塗り薬などで緊張型頭痛を治療しながら、頭痛ダイアリーを記入する毎日が始まりました。

実際のダイアリーを見てみると、治療開始直後は午前・午後・夜のどのタイミングでも頭痛がおこり、しかもその程度は2~3と強い痛みであることがわかります。しかし2週間後を見てみると、痛みの程度は1~2と軽くなって痛み止めを飲む頻度も減少。治療によって緊張型頭痛が抑えられてきたのです。

発作性片側頭痛であることが判明した

さらに医師は、頭痛ダイアリーを丹念にチェックして鎮痛剤の飲むタイミングに注目しました。激痛の発作は昼夜を問わずおきているはずなのに、女性は1日1回、夜しか鎮痛剤を飲んでいなかったのです。

これは薬なしでも時間がたつと治まるので、鎮痛剤はなるべく控えていたもの。20分ほどで痛みが治まるといいます。すると、発作時間が20分という特徴にピッタリ当てはまるのは1つしかありません。

その病こそ「発作性片側頭痛」です。その名のとおり、発作的に片側の目の奥が刺すように痛み、目が充血して涙が止まらなくなる頭痛。湿布や風邪薬などでおなじみの「インドメタシン」が特効薬です。

頭痛ダイアリーを見てみると、インドメタシンを飲み始めた日を境にあれだけひどかった発作が消滅。頭痛がまったくない日もありました。ようやく長年苦しめられてきた頭痛の正体がわかり、激痛発作から開放されたわけです。

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