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突然死の新原因「歯周病」が注目される理由

近年、歯周病菌が血液の中から発見されたため問題視されています。歯周病菌が口の中だけでなく、血液に乗って全身を巡っていたのです。それだけではありません。じつは、歯周病が突然死の原因の1つになっていたのです。血液に入った歯周病菌が突然死を引き起こすとは、どういうことなのでしょうか? 5月27日放送の『みんなの家庭の医学』で取り上げられていました。



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心筋梗塞のリスクは大きく跳ね上がる

歯周病菌は何百という種類がいますが、その多くは血管の中に入り込んでも悪さはしません。ただその中の一部が、血管壁に取り付いて炎症をおこすのです。このような菌がたくさん進入している場合、心筋梗塞のリスクは大きく跳ね上がるのです。すなわち、突然死のリスクも跳ね上がります。

何らかの原因で血管の中に進入した菌は、全身を巡って最終的には心臓に流れ着きます。そこで、菌は線毛という毛のような組織を使って、血管の壁に張り付くのです。

すると、血管の壁に炎症がおきてしまいます。長年、歯周病を放っておいて常に菌の血液への進入を許していると、この炎症がいたるところでおこり、次第に血管の壁が分厚くなる動脈硬化が進んでしまうのです。

歯周病は脳梗塞と糖尿病にも関係する

研究によっては、突然死の原因となる心筋梗塞の危険因子といわれている「高血圧・糖尿病・高脂血症・喫煙」に加えて、この「歯周病」を新しいリスクにしようという動きが出ているとか。

そして、歯周病は心筋梗塞以外にも、2つの大きな病とも関係しているといわれています。その重大な病が「脳梗塞」と「糖尿病」です。

歯周病が原因となる動脈硬化は、心臓の血管だけでなく全身の血管でおこります。それは脳も例外ではありません。脳梗塞のリスクがおよそ3倍高くなるというのです。これも突然死のリスクを上げることになります。

また、菌が体の中に入ると、インスリンが働く作用を妨害するということが知られています。歯茎など体内に入った歯周病菌は、ほとんどが白血球などによって退治されるもの。しかし、この戦いがおこるとき白血球から炎症物質が放出されてしまいます。


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糖尿病の患者は歯周病をケアすることが常識

この炎症物質が、糖分を体に取り込むインスリンの働きを弱めてしまうのです。その結果、血液中の糖分が吸収されず、血糖値が高くなってしまうことになります。

一方で歯周病を治すと、糖尿病がよくなることも明らかになっているとか。このため、糖尿病の患者は歯周病のケアをするのが常識になっています。

また逆に、糖尿病の患者はばい菌を追い出す力が弱い免疫不全の状態になっています。その結果、歯周病菌を追い出せずに歯周病を悪化させることに…。歯周病と糖尿病は、互いを悪化させる「負のスパイラル」の関係になっているのです。

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