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歯周病菌が心臓の弁について1週間で大きな塊に

歯周病菌は歯ぐきや歯槽骨に繁殖しやすい性質があります。虫歯菌は歯の表面で歯そのものを溶かすのに対して、歯周病菌は歯と歯茎の間に入って歯の根元を溶かし、歯周病を引き起こすのです。しかし、歯周病菌の恐ろしさはそれだけではありません。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。



歯周病菌が心臓の弁について1週間で大きな塊に

歯周病菌が侵入して感染性心内膜炎

歯周病菌は、日本人の成人の8割が持っているといわれるもの。年齢別の歯周病罹患率を見てみると、年齢とともに増加して、60代でピークを迎えています。そんな歯周病菌が口の中の傷から血管へ侵入するのです。

この歯周病菌が心臓の弁について正しく弁が動かなくなり、心臓が血液を送れなくなってしまう恐ろしい病気が感染性心内膜炎。この歯周病菌による心内膜炎で恐ろしいのは、進行するそのスピードです。

歯周病菌が心臓の弁についてから、1週間で大きな塊になってしまい、心不全をおこす危険な状態となってしまいます。じつは歯周病菌の大好物は、血液に豊富に含まれている鉄分。このため、一度血管内に侵入してしまうと、赤血球の鉄分を奪って体中で蔓延するのです。

歯周病菌が脳血管で詰まれば脳梗塞

やがて、大量の歯周病菌は心臓を通過するときに心臓内にある弁に引っかかって蓄積していきます。そして、弁の動きを邪魔するほどになって、血液の流れが不安定になってしまうのです。

ちなみに、歯周病菌が塊となって弁ではなく心臓を動かす冠動脈で詰まれば、心筋梗塞になります。脳血管で詰まれば脳梗塞です。肺に入れば肺炎。膵臓に入ってインシュリンを出す機能を壊せば糖尿病の原因にもなりうるのです。

そのため、最近の歯科医院では治療の際、免疫の低下や心臓の病気がみられる患者には、菌を殺す抗生物質を投与する対策が施されているほど。歯周病を患っている場合は、口の中をケガして1~2週間ほどで原因不明の息切れや疲労感、発熱が続いたら、すぐに病院で診察したほうがよいでしょう。

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