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レム睡眠行動障害かを調べる睡眠ポリグラフ検査

睡眠時の異常行動は「レム睡眠行動障害」かもしれません。レム睡眠行動障害は、夢で見る内容と同じ行動を現実でもしてしまう病気です。そんなレム睡眠行動障害かどうかは睡眠ポリグラフ検査によって判定することができます。詳しく見ていきましょう。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。



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レム睡眠行動障害かを調べる睡眠ポリグラフ検査


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レム睡眠行動障害にクロナゼパム

スペイン・バルセロナの睡眠研究チームによると、レム睡眠行動障害だった患者がパーキンソン病もしくはレビー小体型認知症になる確率は、10年後の発症で73%、14年後に発症で93%にも及ぶという研究結果が発表されているのです。

そして、これらの病気にはある共通点があります。それが便秘です。パーキンソン病とレビー小体型認知症の元となってしまうといわれるのがレビー小体。このレビー小体の影響を受けやすいのが腸なのです。レビー小体に腸の自律神経が破壊されて、腸の働きが鈍くなって便秘になると考えられます。

レム睡眠行動障害の治療には、クロナゼパムという薬を使用。クロナゼパムを飲むと、ストレスや不安を感じさせる偏桃体が穏やかになり、悪夢を見にくくすることができるのです。


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レム睡眠行動障害かを調べる検査

レム睡眠行動障害かどうかを調べるには睡眠ポリグラフ検査を行います。睡眠ポリグラフ検査とは、睡眠時の脳波やあごの筋肉などの動きを測定して、レム睡眠行動障害かどうかを判定する検査方法です。

じつは、レム睡眠行動障害の人はレム睡眠のときに、あごの筋肉が動くという特徴があります。実際のレム睡眠行動障害の患者の検査グラフを見てみると、あごの筋肉の動きがレム睡眠時に激しくなっていました。

一晩でレム睡眠行動障害を判定できる睡眠ポリグラフ検査は、全国およそ100か所の病院で受けることが可能。気になる人は、日本睡眠学会のホームページで確認するとよいでしょう。

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