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メラノーマは転移する確率が高い危険な皮膚がん

皮膚がんの中でも、もっとも気を付けなければならないのがメラノーマ。別名、悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんです。その理由は、転移する確率の高さ。このため、メラノーマは早期発見・早期治療が重要になります。おかしなほくろやシミを見つけたら、メラノーマを疑って早期受診を心がけましょう。



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メラノーマは転移する確率が高い危険な皮膚がん


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メラノーマの発症年齢は幅広い

メラノーマとは基底細胞癌と同様、表皮の基底層で発生する皮膚がん。メラノサイトという細胞が悪性化したものがメラノーマです。メラノーマの原因としては、紫外線の影響が指摘されています。

日本人に多いタイプの皮膚がんは高齢者に多く見られますが、メラノーマの発症年齢は幅広いのも特徴。20~40代を含めて、どの年代でも発症する可能性があります。男女の比率にも大きな差はありません。

メラノーマは基底層から有棘層、皮膚の表面へと進行してほくろのような外見となるのが特徴。同時にメラノーマは表皮の下の真皮にも広がっていきます。そして、真皮を通っている血管やリンパに乗って、全身に転移していくのです。


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メラノーマが発症しやすい足の裏

メラノーマが発症しやすい場所は、全体の25%を占める足の裏。ふだんからチェックする機会が少ないだけに注意が必要です。足の裏に変なほくろを見つけたら、すぐに受診するようにしましょう。

メラノーマの診察は拡大鏡であるダーモスコピーを使用します。ほくろの場合は皮膚の凹凸の溝の部分が色が濃くなっていますが、メラノーマは山の部分が色が濃くなるからです。

メラノーマと診断されると、ステージや腫瘍の位置によりますが、早急に切除手術が行われます。転移が見つかったときは、さらに摘出手術となるのです。いずれにしてもメラノーマは早期発見が重要。確率的には10万人に1人か2人なので心配しすぎる必要はありませんが、気になったらすぐに受診するようにしましょう。

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