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40代からの医療情報…現役看護師が監修

どんどん悪化する偏頭痛が予防薬で解消した症例

偏頭痛は何らかの原因で血管が広がって、それを取り巻く神経を刺激して痛みが発生。この痛みを脳の視床が受け止めて脳に痛みを知らせると偏頭痛となります。しかし、この視床がダメージを受けると、雪だるま式に偏頭痛が悪化する場合があるのです。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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どんどん悪化する偏頭痛が予防薬で解消した症例


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偏頭痛が予防薬ですっかり回復

長く頭痛に悩まされてきた21歳の女性。始まりは中学生のころでした。女性に現れたのは、ズキズキとした痛みが走る偏頭痛。しかし、このころは痛みの程度はまだわずか。市販の頭痛薬で抑えることができました。

ところが、頭痛は少しずつ悪化していきます。頻繁に襲われる強い痛みに、冷却シートをおでこに貼って授業を受けることもしばしば。もちろん、頭痛薬は用法や容量をしっかり守って使っていました。

しかし、なぜかどんな頭痛薬でも抑えられなくなってしまったのです。対処がわからなくて、毎日「またおきるのかなぁ」と怯えていたといいます。ところが、いまは頭痛の予防薬にによって偏頭痛はすっかり回復しているのです。


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偏頭痛の予防薬で視床が正常化

54歳の女性も偏頭痛に悩んできました。頭痛が始まったのは15年前、40歳のころのこと。キューっとする締め付けられるような痛みです。この女性も徐々に頭痛の痛みや頻度が増加。ときには、仕事を早退しなければならないほどでした。

もちろん、頭痛薬を飲んでいます。それも一般的な市販薬ではありません。当時まだ出たばかりの偏頭痛の特効薬であるトリプタンです。ところが、トリプタンさえ効果なし。頭痛の悪化は止まらず、寝込みがちな生活が3年も続きました。

この女性も頭痛の予防薬で偏頭痛は解消しています。通常の頭痛薬は痛くなったら飲みますが、頭痛の予防薬は痛みが出ていなくても定期的に服用します。こうして脳の視床への刺激をカットして、視床を正常な状態にするのです。

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