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左膝の痛みの原因が右足の筋肉にあった症例とは

膝の痛みに悩む患者数は全国で1800万人。65歳以上では3人に1人が膝の痛みに苦しめられています。そんな膝の痛みに挑み続けるスーパードクターが、横浜市立大学附属市民総合医療センターに勤務する北原雅樹先生です。『スゴ腕の専門外来スペシャル』で紹介されていました。



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左膝の痛みの原因が右足の筋肉にあった症例とは

膝の痛みの原因の推理は問診から

痛み治療の先進国アメリカで最先端の医療を学んだエキスパートである北原先生が重視するのは、患者の生活習慣の改善。慢性痛は生活習慣病というのが北原先生の持論です。生活習慣とは一言でいえばクセ。自分のクセほどわからないのです。

49歳の女性は介護士として働くなか、3年ほど前からひどい膝の痛みに悩んでいます。整形外科を受診すると、変形性膝関節症という診断。しかし、ヒアルロン酸注射はまったく効きませんでした。

痛みは両膝にありますが、とくに痛むのが左膝。寝るとき以外はサポーターが外せず、もっとも辛いのが靴を履かせるなど介護の作業です。しゃがむときに左膝が曲げられず、片膝立ちで座るしかできません。

そんな女性の膝の痛みの原因を推理するためまずは問診から始めます。北原先生にとって問診は謎解きの証拠集め。すると、10年以上前に右膝を骨折していたことが判明、11年くらい前に右足の小指も骨折していました。

膝の痛みの原因は筋肉が硬いこと

続いて、膝に触れながらの診察です。触診をするとやはり、左膝周辺に激痛が走るポイントがあります。続いて、両膝の筋力を検査。さまざまな証拠から導き出した答えは、過去に診断された変形性膝関節症が原因ではないということです。

膝の痛みの原因は筋肉が硬いこと。さっそく治療に取り掛かります。痛みの大本であるトリガーポイントを探しながら針を売っていく北原先生。左膝がとくに痛いにもかかわらず、針を打つのは右足ばかりです。

すでに右足だけで20か所におよぶトリガーポイントに針が打たれました。しかも、治療しているのは太もも14か所、ふくらはぎ6か所。膝にはまったく針を打っていません。これは膝の周りの筋肉を治療しているからです。

結局、左膝には針を打たずに治療は終了。すると、両足を揃えたまましゃがむことができるようになっています。膝の痛みが劇的に改善したのです。介護という力仕事にもかかわらず筋力が弱かった女性。それに加えて痛みをかばう生活習慣が筋肉を硬くして、膝痛を引き起こしていたのです。

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