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脊柱管狭窄症の手術は2日後には歩行器で歩ける状態

高齢者の増加に伴って増え続ける脊柱管狭窄症に対して、画期的な手術を行う専門外来が存在します。それが東京・港区にある北里大学北里研究所病院の脊椎センターです。脊柱管狭窄症の手術は2日後には歩行器で歩ける状態になるのでした。『スゴ腕の専門外来スペシャル』で紹介されていました。



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脊柱管狭窄症の手術は2日後には歩行器で歩ける状態

脊柱管狭窄症を治す最新の手術法

患者の負担の少ない手術で、術後に出る症状がなるべく少ない低侵襲の手術。それがMIS-TLIF(エムアイエス・ティーリフ)という、最小侵襲の腰椎固定術になります。脊柱管狭窄症を治す最新の手術法の1つです。

MIS-TLIFは、患部以外の損傷を最小限にして、ピンポイントで狭窄だけを治療する画期的な手術法といいます。出血量も少なく術後の痛みも少ないため、患者の負担は非常に少ないわけです。

実際のMIS-TLIFの手術の様子を見てみましょう。手術中、患者はうつ伏せの状態です。まずは背中の皮膚を切開して筋肉の一部をはがし、背骨までの通り道を作ります。そして取り出したのは金属の筒。これを背中に差し込みました。

脊柱管狭窄症の手術を筒の中で行う

レントゲン撮影をして器具の位置を確認。ここから脊柱管狭窄症の手術は、この直径2cmの筒の中で行われます。この筒をルーペで覗きながら手術をするわけです。ここで手にしたのはノミ。ノミを筒に差し込んで金づちで叩きます。

そして、筒の中から何かを次々に取り出しました。これは変形して神経を圧迫していた椎弓。この椎弓をノミで削ることで、圧迫されていた神経を戻していたのです。同様にもう1か所の狭窄部分を削り取って、手術は無事に終了しました。

しかし、手術はこれだけでは終わりません。この患者は側弯変形を腰に発症。椎間板が痛んで斜めにつぶれてしまっているのです。このため、背骨が傾いてしまっています。背骨の歪みによる神経の圧迫も解消しなければなりません。


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脊柱管狭窄症の手術2日で歩行器

最初に行うのは、歪んで背骨に残された椎間板を取り除く作業。こうして中途半端にに凝る椎間板をきれいに取り払ったあと、背骨の歪みを矯正します。そして、切除した椎弓を椎間板の部分に移植するのです。

先ほど取り除いた椎弓を、ロート上の機械を使って骨を椎間板の中まで送り込みます。なんと椎間板を取り除いたスペースに切除した椎弓を埋め込んでいるのです。最後にネジを背骨に打ち込んで固定します。

移植した椎弓は、数か月かけて上下の骨と一体化。1つの大きな骨となります。歪みを治すと同時に、椎弓を削ったぶん弱くなった背骨を補強する効果もあるのです。手術開始から2時間半。手術は終了しました。

2日後、患者の病室を訪ねると早くも立ち上がることができます。MIS-TLIFならではの回復の早さ。脊柱管狭窄症の手術から2日で歩行器を使って歩ける状態にまで回復するのです。しかも、手術後の痛みも出ていません。

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