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痛風の治療はまず痛みを除去して尿酸値を下げる

痛風の治療は、基本的には薬を服用します。まずは痛風の痛みの治療をして痛みを除去。しばらくして落ち着いて、それでも尿酸値が高いときには、さらに薬を服用すべきかどうかを検討します。痛風の治療について詳しく見ていきましょう。『ガッテン』で紹介されていました。



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痛風の治療はまず痛みを除去して尿酸値を下げる


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痛風の治療はまず痛みを除去する

痛風の治療はまず痛みを除去したのちに、尿酸値を下げるステップに入ります。このとき、尿酸が出にくいために高尿酸となっているケースが多いため、尿酸の排泄を促す薬を処方するのが通常です。一方で、尿酸の生産を抑える薬というものも存在しています。

尿酸の排泄を促す薬は尿酸が出にくい人が多いために効率的です。ただし、痛風や高尿酸の人は合併症として、尿路結石が非常に多いもの。5~10倍も高い確率で、尿路結石になりやすいのです。

そういう人には、痛風の治療で尿酸の排泄を促す薬は使えません。また、腎臓が少し悪くなっていたりすると、腎臓に負担がかかる懸念があるため、尿酸の排泄を促す薬は使いにくくなります。尿酸の生産を抑える薬は、こうした症例のときに登場するわけです。


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痛風の治療中でも乳製品は効果的

こうした尿酸の排泄を促したり、生産を抑える薬を服用しながらの痛風の治療中でも、尿酸値を下げるのに効果的なのが、牛乳などの乳製品を摂ること。乳製品に含まれるカゼインが、胃腸で吸収されてアラニンとなって腎臓に作用します。

すると、通常よりも尿酸を排泄するようになるのです。1日コップ1杯の牛乳や、1日1個のヨーグルトで効果が期待できます。ただし、乳製品は腎臓に作用するため、腎臓病がある人はまず医師に相談するようにしてください。

それと尿酸の排出には水を飲むことも大切です。脱水になっていると尿酸値は上がります。尿路結石の予防にも効果的です。ただし、水を飲めば出やすくなるというだけで、水を飲めば尿酸値がどんどん下がるわけではありません。

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