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インフルエンザの潜伏期間が短い理由は増殖速度

インフルエンザの恐ろしさを専門家は、ウイルスが人間の細胞を乗っ取ると表現します。インフルエンザの潜伏期間が短いのは、それだけウイルスの増殖が速いということ。インフルエンザウイルスの潜伏期間にウイルスが増殖する仕組みを見てみましょう。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。



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インフルエンザの潜伏期間が短い理由は増殖速度


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インフルエンザの潜伏期間の動き

インフルエンザは毎年、必ず流行して猛威をふるう国民的な感染症。その感染者数は1年間で1500万人ともいわれています。そして、インフルエンザ流行のピークは1~2月。過去のデータを見ても、毎年1月に感染者数が激増します。

さらに、昨年の熊本地震によりワクチン工場が被災。ワクチン不測の状態に陥っています。しかも、1週間の感染者数が50万人を超えて、まさに大流行真っ只中といえるでしょう。

インフルエンザウイルスは咳で5万個、くしゃみで10万個が飛散します。距離にして90㎝から1.5mほどです。しかも、水分とくっ付いているウイルスは下に落ちますが、乾燥した状態では空気中を浮遊。24時間も漂うといいます。

インフルエンザの潜伏期間、ウイルスはどのような動きをしているのでしょう。まずインフルエンザウイルスはのどの粘膜付近に付着します。ただし、インフルエンザウイルスは自分の力で増えることはできません。


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インフルエンザの潜伏期間の特徴

ここでインフルエンザウイルスは、インフルエンザの潜伏期間にヒトの細胞の栄養分を利用します。そして、私たちの細胞のDNAをコピーする力を利用して「自分を増やせ」と命令するのです。

こうして人の細胞を乗っ取ることで、短いインフルエンザの潜伏期間で1個のウイルスが1,000個に増殖。増えたウイルスは細胞を飛び出して、ほかの細胞を乗っ取っていきます。そして、24時間で100万個に大増殖。体内で爆発的に増殖するのがインフルエンザの潜伏期間の特徴なのです。

ここで乗っ取られた細胞は、死滅もしくは人間の細胞としては機能しなくなります。こうなると免疫力が低下してしまうため、最悪の場合は肺炎やインフルエンザ脳症になってしまうのです。

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