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痔の原因は何気なくやってしまう「いきみすぎ」

人にいえない身体の悩みといえばお尻のトラブル「痔」です。20~80代の男女5,779人を対象とした調査では、痔について悩んだことがあるという成人の割合はなんと4人に3人。じつに75%にも及びます。そんな痔の原因は「いきみすぎ」にあります。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。



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痔の原因は何気なくやってしまう「いきみすぎ」


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痔に悩む男女の割合はほぼ同じ

かつて痔といえば、おじさんの病気というイメージがありました。しかし、痔に悩む男女の割合はほぼ同じ。痔は男女共通の悩みなのです。そこで、痔に悩む30代、40代、50代の女性3人に集まってもらい、何が大変か聞いてみました。

イボ痔歴20年という30代の女性は、歩くのも擦れるのでちょっとお尻を突き出してしまうと話します。切れ痔歴10年の50代の女性は、一番痛いのは排便時とのこと。硬いところに座るときや、和式トイレで用を足さないといけないときが痛いようです。

イボ痔・切れ痔歴25年の40代の女性は、病院が恥ずかしかったと話します。30歳を過ぎてようやく病院に行ったほど。先生が男性だったので、心の底からお嫁に行けないと思ったそうです。


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痔の原因は排便時のいきみすぎ

じつは痔の原因は、私たちがふだんに何げなくやっている排便時のいきみすぎにあります。そもそも、痔はおもに2種類。1つめは痔核。通称「イボ痔」と呼ばれ、男女ともに全体の50%以上を占めています。

肛門付近は便やガスが漏れないようにクッション構造になっていて、網目のように毛細血管が密集しているのです。しかし、排便時にいきみすぎるとクッション部分に血流が集中。うっ血して腫れあがったものがイボ痔なのです。

もう1つは裂肛。通称「切れ痔」になります。便秘の硬い便や下痢のときいきみすぎで勢いよく出る便によって、肛門の皮膚が切れてしまったもの。女性に多いことも、切れ痔の特徴です。

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