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心筋シートの登場で心筋梗塞の治療が手軽になる

心筋シートとは、患者の太ももから採取した細胞を培養して作られたシート状の薄い膜。この心筋シートをダメージを受けた心臓に貼り付けると、心筋が再生を始めるのです。さらに、心筋シートがIPS細胞から培養できるようになれば、心筋梗塞が絆創膏で治るようになるかもしれません。



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心筋シートの登場で心筋梗塞の治療が手軽になる

心筋シートを心臓に貼るという治療

突然死の原因となる心筋梗塞が、近い将来は絆創膏で治るようになるかもしれません。絆創膏というのは極端ですが、心臓に貼る心筋シートによって心筋梗塞を治すことができるのです。

信州大学の研究では、心筋梗塞をおこして壊れてしまった猿の心臓に、IPS細胞から作った心臓の細胞を移植。すると心臓が再び動き出しました、これを絆創膏のようなシート状にして、心筋梗塞をおこした心臓に貼るというわけです。

現状の心筋シートは、本人の太ももなどの細胞を採取して培養。心筋シートにして心臓に貼るという治療が進められています。自身の細胞を使うため副作用の心配が少なく、心臓移植や人工心臓より手軽に治療できるのが最大のメリットです。

心筋シート治療では計2回の手術

太ももの細胞を利用した心筋シートを開発したのは大阪大学医学部付属病院。心臓の細胞に極めて近い患者の足の太ももの細胞を利用して、心筋シートを培養します。実際の心筋シートは白っぽい半透明の薄い膜。直径4cmほどの円状です。

この心筋シートをダメージを受けた心筋に貼り付けると、心筋がシートと同化するために新たな血管を送り込みます。すると、シート内で作られた栄養が送り込まれ、弱った心筋が再生を始めることができるのです。

心筋シート治療では計2回の手術が行われます。まずは太ももの筋肉を採取する手術。そして1か月以上培養して、心筋シートを作ります。そして、2回目の手術はでき上がった心筋シートを直接、心臓に貼り付けるというものです。

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