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尿漏れの事実を相談できずに症状を悪化させた例

尿漏れの事実を相談できずに症状を悪化させてしまった71歳の女性の例を見てみましょう。すべての始まりは2年前。当時69歳の女性に最初の異変が訪れたのは、近所のブティックデパートとして働いていたときのことです。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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尿漏れの事実を相談できずに症状を悪化させた例


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尿漏れは誰にも相談できない

女性が届いた荷物を奥の部屋に運ぼうとしたそのとき、何や股間に生温かい感触を感じます。少しでしたが尿が漏れてしまったのです。こんなことは初めての経験。年を取ると尿が漏れやすくなるとは聞いていました。

しかし、まさか自分におこるは思ってもみません。尿漏れのことなどは誰にも相談できないと、女性はそっと自分の胸にしまい込んだのでした。その数日後、バケツの水を持とうとしたとき、前回より少し多めに尿漏れしてしまったのです。

尿漏れなど、自分だけ先におばあちゃんになってしまったような気分。そんな自分が恥ずかしいような情けないやら。女性は一目散に薬局に向かいました。すると、そこにはさまざまな種類の尿漏れパッドが売られていました。


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尿漏れの事実を隠したかった

しかし、まわりの視線が気になって尿漏れパッドをなかなか買うことができません。結局、尿漏れパッドでなく、生理用のナプキンを購入しようとした女性。しかも、70歳を目前にしてナプキンだけ買うのは気恥ずかしいと、ほかの商品もあわせて買いました。

なんとしても尿漏れの事実を隠したかったのです。以降、尿漏れする前に生理用ナプキンで対処するようになったものの、尿漏れそのものが改善されるわけではありません。むしろ、漏れる回数も漏れる量もますます増える一方でした。

そのため、生理用ナプキンを買いに行く回数も増え続けて、1か月に3回以上も薬局へ足を運ぶようになります。そのたびに店員さんに怪しまれないよう、店を変えながら買い出しする始末でした。

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