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海軍カレーが慈恵大学病院の病院食に継承された

海外ではすでに多くの研究成果が発表され、世界各国で健康効果が認められている大麦。ここ日本でも古くから健康食として親しまれています。なかでも特筆すべきは海軍カレーに採用された大麦は、脚気の撲滅が目的でした。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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海軍カレーが慈恵大学病院の病院食に継承された


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海軍カレーの採用で脚気が撲滅

世界的に健康効果が認められてきている大麦は、じつは日本でも古くから健康食として知られています。かの徳川家康も、健康のために大麦を主食にしていたとか。当時としては異例の75歳という長寿をまっとうできたのも、大麦による健康効果のおかげといわれています。

さらに時が過ぎて明治中期の日露戦争のさなか、海軍の軍隊食として生まれた海軍カレーでも、大麦が大活躍。その当時は脚気と呼ばれる病が流行して、海軍内では病死者が続出しました。

そこで海軍軍医・高木兼寛が大麦を使ったカレーライスを海軍カレーとして採用。すると、その効果からか脚気が撲滅。高木さんはいつしか、大麦の名前を冠して「麦飯男爵」と呼ばれるようになりました。


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海軍カレーが慈恵大学病院に継承

海軍カレーを採用した麦飯男爵こと高木兼寛が、のちに創立した病院が東京都港区にある慈恵大学病院。現在でも、大麦を毎日の病院食に取り入れています。

実際、慈恵大学病院に糖尿病改善のために入院している人も、大麦を中心とした食事にしていました。そして、3週間のあいだ大麦を中心に食べたところ、体重は11㎏も減量。ウエストのサイズの12㎝ダウンしたのです。

また、慈恵大学病院栄養部では大麦料理を題材にしたレシピ本を出版。題して『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』です。海軍カレーで健康食材として採用された大麦は、慈恵大学病院にしっかりと継承されていました。

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