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鼻づまりが原因で生活習慣病になるメカニズム

鼻づまりの原因は大きく2つあります。1つは鼻炎、もう1つは慢性副鼻腔炎です。しかし、本当に怖いのは鼻づまりが原因で口呼吸になってしまうこと。体が病原菌やほこりにさらされることで、結果的には生活習慣病になる危険があるのです。『駆け込みドクター』で紹介されていました。



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鼻づまりが原因で生活習慣病になるメカニズム


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鼻づまりの原因は鼻腔の粘膜の炎症

鼻づまりの原因の1つは、鼻腔の粘膜の炎症。いわゆる鼻炎と呼ばれる状態になります。もう1つが、鼻腔に隣接する副鼻腔で炎症がおこる場合です。副鼻腔とは顔面の骨の中にある空洞のこと。慢性副鼻腔炎と呼ばれる状態です。

鼻の奥には、空気の通り道である鼻腔と、その働きが完全にはわかっていない副鼻腔があります。鼻腔の粘膜に炎症がおこるのが鼻炎。鼻水やくしゃみなどが鼻炎の症状です。もちろん鼻づまりの原因でもあります。

副鼻腔の炎症である副鼻腔炎は、ひどくなると膿が溜まって神経を圧迫。頭痛や顔面痛などの症状が出ることもあります。


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鼻づまりが原因で生活習慣病や心臓病

しかし、鼻づまりで最も怖いのは口呼吸になること。空気中には病原菌やほこりなどたくさんの有害物質が飛んでいます。呼吸をすると体の中に入りますが、鼻の中には鼻水で湿った粘膜が存在。鼻のろ過機能を担っています。

病原菌やほこりなどが体内に侵入しようとしても、粘膜にくっ付いてシャットアウト。鼻呼吸は、最大80%の有害物質を取り除くといわれています。

一方、口呼吸をしていると病原菌やほこりが体の中に入り放題です。いわば口呼吸していることは、劣悪な環境で生活しているのと同じ。結果的に鼻づまりが原因で、生活習慣病や心臓病、睡眠時無呼吸症候群、関節痛や虫歯、口臭などさまざま不調の引き金になることがあるのです。

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