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多発性筋炎の治療に副作用のないアミノ酸製剤

これまで多発性筋炎の治療にはステロイド剤が使用されてきました。しかし、深刻な副作用があるため、アミノ酸製剤による治験が開始されました。ただし、今回は初めて多発性筋炎になった患者が対象。ステロイド剤を長期間服用すると、筋力が回復しにくくなっているからです。



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多発性筋炎の治療に副作用のないアミノ酸製剤

多発性筋炎のマウスで回復効果

多発性筋炎とは、筋肉におこる炎症で筋力が低下する病気です。多発性筋炎の治療には、炎症を抑えるステロイド剤が使用されますが、副作用による筋力低下も深刻です。

厚生労働省の調査では、患者の約半数で低下した筋力が回復しない問題が明らかになりました。そこで、初めて多発性筋炎を発症した患者にアミノ酸製剤を飲んでもらって筋力回復を目指す医師主導の治験が行われています。

治験に使うアミノ酸製剤は、すでに肝硬変の治療のために薬剤として実用化されているもの。東京医科歯科大の研究では、このアミノ酸製剤を多発性筋炎のモデルマウスに与えると筋力回復効果があったのです。

多発性筋炎患者にアミノ酸製剤

このアミノ酸製剤の有効成分は、スポーツ選手向けに販売する食品にも含まれているもの。ただし、含有量が多くありません。

治験では、多発性筋炎を発症した患者はアミノ酸製剤そのものを飲みます。治験で大量に服用しても副作用は、ほとんどないとされています。

ただし、ステロイド剤を長期間服用すると、筋力が回復しにくいというのが通例。このため治験は、ステロイドの治療を始める前の患者に限っています。

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