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拡張型心筋症に心筋シートを移植する治験を開始

ふくらはぎの細胞から作ったシートを心臓に移植して、心臓の機能を回復させる治療は、すでに虚血性心筋症の患者向けに公的医療保険の適用になっています。大阪大学はこの心筋シートを、拡張型心筋症の子どもに移植する治験を始めたと発表しました。



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拡張型心筋症に心筋シートを移植する治験を開始

拡張型心筋症の子どもに治験

今回の治験は拡張型心筋症の子どもでも心筋シート治療で保険が使えるようにするのが狙い。2020年ごろの実用化を目指しています。心筋シート治療は、すでに大人では保険が適用済みです。

拡張型心筋症は心筋の働きが悪くなって、血液を送り出すポンプ機能が次第に低下するの病気。この拡張型心筋症の子どもが今回の治験の対象です。重症化すると根本的な治療は心臓移植しかありません。

ただし、子どもの臓器提供者は少ないのが現状。心臓移植を待つあいだに症状が悪化して死亡することもありました。拡張型心筋症が重症化する前に心筋シート治療で治そうという取り組みです。

拡張型心筋症へ適用拡大を予定

拡張型心筋症の治験を行う心筋シート治療は、2回の手術を行います。まず患者のふくらはぎから筋肉の元となる筋芽細胞を取り出す手術。これを培養して直径4~5cmのシートを作ります。

そして、数枚の心筋シートを本人の心臓に貼り付けるのが2度目の手術。心筋シートから出るタンパク質が心筋の機能を回復させるのです。

すでに医療機器大手のテルモは大阪大学の協力のもと、大人の虚血性心筋症の心筋シートの製造販売についての承認を受けています。今回の治験終了後、テルモは拡張型心筋症への心筋シート治療の適用拡大を国へ申請する予定です。

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