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脳梗塞の初期症状を見分けて命を救われた実例

脳梗塞の初期症状を見分けるポイントが「FAST」。「顔がゆがんでいないか?」「腕が上がるか?」「話せるか?」「一刻も早く救急車」を表しています。脳梗塞の初期症状を見分けて命を救われた実例を見てみましょう。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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脳梗塞の初期症状を見分けて命を救われた実例


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脳梗塞の初期症状に本人は気づかない

神奈川県に在住の82歳の男性を脳梗塞が襲ったのは70歳のとき。始まりは、寝起きに感じた些細な症状だったといいます。ちょっとだるいと感じたものの、たいして気にすることなく男性は朝食をとっていました。

しかし、ご主人の異変に奥さんが気づいたといいます。心なしか言葉がいつもより不鮮明で、ちょっと口元が曲がっているような感じがしました。その途端に脳梗塞の初期症状だと思ったといいます。

一方で、本人は脳梗塞の初期症状にまったく気づかなかったとか。本人は気にしていなかった些細な異変。それでも長年連れ添った奥さんは、夫に迫る命の危機に気がついたのです。


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脳梗塞の初期症状と思った瞬間に電話

まずは「FAST」の「F」の「Face」。微妙な口元のゆがみを見逃しませんでした。続いて「A」の「Arms」。はしを持つ右腕の動きが、いつもと違う感じがしたのです。さらに「S」の「Speech」。ほんの少し言葉が不鮮明に聞こえたといいます。どちらも脳梗塞の初期症状です。

そして、最後の「T」の「Time」。時間については、よい病院があると聞いて電話番号を書き留めたものを、いつも食卓から見えるところに貼っておいたのです。脳梗塞の初期症状と思った瞬間に、その番号を見て電話をかけたのです。

もしものためにメモしておいた脳の専門病院に急いで連絡。夫の症状を伝えると、すぐ来るようにいわれました。そして向かった病院で、脳梗塞と診断されたのです。この男性の場合は発見が早かったため、右手の指先に多少のしびれは残ったものの、命に別状はありませんでした。

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