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変形性膝関節症の手術は最終的の手段が人工関節

ある調査では、運動療法を始めたときに軟骨の厚さが3mm以上あった人は、4年後も9割以上が運動療法を続け、手術はせずに済んでいました。一方、1mm未満だった人の約7割は4年以内に手術を受けていたのです。変形性膝関節症の手術について詳しく見ていきましょう。



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変形性膝関節症の手術は最終的の手段が人工関節


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変形性膝関節症の手術は3種類

変形性膝関節症の手術は「関節鏡視下手術」「高位脛骨骨切り術」「人工膝関節置換術」の3種類。痛みの程度や生活の不便さなどを医師とよく相談して決めることになります。

関節鏡視下手術は、内視鏡で膝にある半月板の損傷部分を取り除く術式。半月板の損傷が痛みの原因の場合に適用されます。骨切り術は、関節のそばにあるすねの脛骨をくさび形に切るという術式、骨切りによって力がかかる方向を変えるのです。

最終的な手段となるのが人工膝関節。変形した骨の一部をけずり、金属やポリエチレンの部品に置き換える術式です。1回の手術でほぼ確実に痛みがとれます。ただし、手術には出血や感染症、血栓の発生などのリスクが存在。麻酔が必要で、心臓病などの持病がある人は慎重に検討しなければなりません。


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変形性膝関節症の人口膝関節の手術

変形性膝関節症の人口膝関節の手術費用は入院日数などで変わりますが、医療費の3割負担で60万円前後。高額療養費制度を利用すれば、さらに抑えることが可能です。

人口膝関節の手術後は腰に負担がかかって腰痛になる人が多いので、コルセットの使用が勧められます。体全体が新しい足に慣れるまで、半年から1年は必要で、最初は転ばないように注意が必要です。痛みがなくても杖をつくことが推奨されます。

なお、人工関節にすると正座は困難です。スポーツはある程度は可能ですが、人工関節に力がかかるジョギングやジャンプは避けなければなりません。足の筋肉を強化する運動は続ける必要があります。

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